あいかわらず天気はぐずついている。
携帯のカメラもぐずつき、電池を交換したら、つぎは“メモリがいっぱいです”ときた。miniSDは500MBは空いているはず。
散歩から帰ってよくみたら、いつのまにか設定が変わって、SDへではなく携帯本体のメモリへ写真を保存していた。メッセージを見ればわかるようなものだが、なにせ老眼はメガネ無しでは手も足も出ない。
ぐちはこのへんにして。
ムクノキの実。若いうちは緑だが、黒塾する。食べられる。さて、ムクドリがこの実を好むからムクノキか、あるいは、ムクノキの実をついばむからムクドリか?
じつは枝に生ったままの木の実を写すのは至難の業。風で揺れるは、空が透けて逆光になるは。
ついに、判官殿“一枝を折らば…”であった。
エノキは、熟すと黄色から橙色になる。こちらも食べられる。
これがかの有名な、齋藤先生命名のクソミソソウ、本名ヘクソカズラの実である。あの命名は、南ア赤石沢(1978年8月)へのアプローチでのことだった。この照りがなかなか。
このまがまがしきは、いったいなにかとおもうが、アヤメの実。
カラムシ。“殻蒸し”である、この幹を蒸して繊維を紡いで、それを布地とした。古くは農作物として奨励されたこともあるらしい。
Wikiの“カラムシ”から芋づる式にネットを調べてみると、日本書紀に
《持統七年(六九三)三月丙午【十七】》◆丙午。詔。令天下、勧殖桑・紵。梨・栗。蕪菁等草木。以助五穀。
とあった。“勧殖桑・紵”は、“クワとカラムシの栽培を奨励”されたことになる。命じたのは文脈からして女帝持統となる。
コムラサキシキブの実
フヨウの仲間の実。花は終わっている。なんだか、池辺晋一郎 or 藤原正彦の頭みたい。
別のフヨウ。実の形もずいぶん違う。
番外 その1 カタツムリ このお天気で居心地はよさそう。
番外 その2 クロネコが黒い車の屋根に。おもしろかったので近づいたら、さっと逃げられた。
これはうちの垣根のフユヅタの実 → 訂正 これは蕾です(2007年10月9日)
最後に花も。イヌサフラン