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by ojer |
旧芝川を散歩(1月10日)したとき、TV番組と自治体とが連携して、浄化プロジェクトを進めていることを知った。そのプロジェクトのWebサイトで、家庭の排水を浄化する試みに「えひめAI-2」という環境微生物資材が使われていることを知った。さっそく検索してみると、「えひめAI-2」は、環境浄化はもちろん、生ゴミの発酵を促進したり、我が家で現在進行中の腐葉土の作成にも利用できそうなことがわかった。 「えひめAI-2」は市販もされているが、自分で作ることもできる。その製法を読むと、素材は台所に常備してある食品関係のものばかり。納豆、ヨーグルト、ドライイースト、砂糖である。素材をそのまま口にしてもなんの問題もない。なかでも納豆1粒というのが気に入った(もちろん作成する量による)。それらを水に入れて攪拌し、35℃で1週間ほど微生物を培養する必要がある。 ポイントは温度管理であるが、そのあたりのノウハウは、カブラ寿司の麹の発酵や燻製でたっぷり蓄積がある。温度を一定に保つ方法はいろいろあろうが、一番安全そうなのは湯煎だろう。外側の容器に水を入れてその温度を35℃に保ち、そこへボトルにつめた発酵素材を入れる。となれば燻製に使っているサーモスタットと電熱器を流用できそうである。サーモの制御範囲は30~110℃だから使える。しかし、電熱器は直接水中に放り込むわけにはいかず、外から加熱するのは熱効率が悪い。そこで、熱源には熱帯魚用の200Wのセラミックヒーターを購入することにした。外容器は、味噌や漬け物に使っている常滑の蓋付きの瓶を流用する。というわけで、新規購入はセラミックヒーターの955円だけで、現在、微生物の培養が進行中だ。 ヒーターと温度計 サーモスタットの制御誤差があるので、最初に実測して適正な設定温度を決めておく必要がある。サーモスタット30℃の設定で、実際の温度が35℃になることがわかった。 培養液のボトルを瓶に入れる。 左の針金のようなものは、サーモスタットのキャピラリー(導温度管)。 白いヒーターは赤熱するので、培養液を入れたボトル(2つ)との間を割り箸で隔離。 ボトルの間に見える温度計で水温を実測している。 蓋をして温度管理開始。蓋はキャピラリーと電源コードがあるので密閉はできないが、隙間はわずかだし、発酵物はガスがでるからかえってそのほうが安全だ。 毛布でくるんで保温性を高めている。スタート直後は、ときどき温度計で実測してチェック。さらに、水が蒸発するから、水位を監視しつつ、ヒーターが水から出ないように適当に補給する必要がある。 この結果は、のちほどお知らせする。成功すればパンや酒のようなよい香りが、失敗すると腐敗臭がするという。 Tags:燻製など by ojer | 2008-01-17 10:31 |