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by ojer |
前から気に懸かっていたが、目玉虫君ことアケビコノハの羽化である。 隠れ家 この隠れ家は、棲み居心地は悪くないとおもうが、アケビコノハの蛹を挟んだナツヅタの枯れ葉をネットで包んでいるので、そのままでは羽化の時に逼塞してしまうおそれがあった。 新居 そろそろ暖かくなってくるころだしとおもい、今日、羽を伸ばせる空間を設けた新たな住まいを考えた。 ざっと家の中を見渡したところ、手頃な籠があったので、それに隠れ家を入れてから、ネットにくるめば、ネットの圧が直接ナツヅタの葉にかからない。葉から抜け出せば、翅も広げられるはずだ。 新居ができたので、現在の住まいのネットをハサミで切った。枯れ葉のベッドを手にとって見まわしてみた。枯れ葉が保護色になっているので、すぐには判別できなかったが………… なんと!! アケビコノハが葉と葉の間から頭を出しているではないか。 頭部が見えている 嫌な感じがして、そっと枯れ葉をはがしてみたが、すでにミーラと化していた。とうに羽化していて、葉の隙間から脱出を試みただろうが、ネットに阻まれ、そのまま絶命したようである。 気に懸かっていたことが、そのまま的中してしまった。 状態からして相当前に羽化しているはずで、もしやネットに入れたすぐあとだったかもしれない。せめてネットの底を切っておけば。 F氏から成虫で越冬することもあるとは聞いていたのだが。要らぬお節介をしなければ、生存できる可能性はあった。中途半端な思いで、余計なことをしたばかりに、その可能性を絶ってしまった。悔やまれることしきり。 また別の命が我が家の垣根に訪れんことを、祈るばかりである。 虚しくなった新居 Tags:自然 by ojer | 2008-02-11 14:02 |