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by ojer |
庭のツバキ この時期、冬の間押し黙っていた草木がささやきはじめ、あっというまに声高に話をしだす。今日のように雨が降ると成長はなおさら加速される。風邪のおかげで散歩がままならないのがくやしい。今度の風邪は、熱はでないのだが、風邪菌?が、鼻→喉の両側(口蓋扁桃)→喉の上側(咽頭扁桃)→喉の奥と転戦し、ついに気管支に達した。 散歩できないから、というわけではないが、ハト豆ねっとで『我がまち川口・再発見』の紹介と、作者のひとり田口しんたろう氏(構成・イラスト)のインタビューがあったので覗いてみた。面白そうだったので、早速、近所の本屋で購入した。この本は、川口を10の区域に分けて、そのなかを巡る5キロくらいの長さの散策路をイラストマップで紹介している。 もともと川口市の企画によるものなので、鳩ヶ谷が含まれていないのは残念なところだが、最近ぼくのこっている安行、赤山、峯といったところも紹介されていた。田中氏も何度か安行の魅力について触れているが、まさに共感である。 はじめは見沼の既定コースを毎朝歩いて、両岸の植物の携帯写真をブログに載せていたのだが、冬場は花木に変化が乏しくなるから、そのうち寺社巡りをはじめ、最近ではすっかり安行周辺に散歩の比重が移った。昔から山歩きはしているから多くの自然と接してきたが、安行の自然というのはまた独特の魅力がある。手つかずの自然ではない。江戸時代からの長い園芸圃場としての伝統があり、あくまで商品として樹木が管理されているのだが、そのほころびから往時の武蔵野の原生林が息を吹き返していたりする。この現代に、ひとしか歩けない樹間の道が、自動車文明の象徴である外環と首都高の間に、縦横に巡らされているというのも愉快だ。地図も持たずに、あてどなくそうした道を歩いていると、小さな祠があったり、庚申塔があったり、ときには、おおきな寺社にで出会ったりする。 この本でまた新たな散策ターゲットもいくつか見つかった。あああ、風邪君、早く飛んでいけ! by ojer | 2008-03-10 11:43 |