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by ojer |
風邪もなんとかおさまって、ひさしぶりの散歩だ。まずは気がかりな興禅院のハナモクレンを訪ねよう。 モモ 前の病院のコンクリートの駐車場の脇に、ほとんど虐待状態で植わっているモモ。 けなげにも毎年、小さいながらもたくさん実をつける。 ジンチョウゲ オウバイ(黄梅) これは真冬から咲いているが、そろそろ終わり。 ホトケノザ 大きな群落になっていた。この時期、オオイヌノフグリとならんでもっとも身近な花だ。 ミツマタ 花と緑の振興センターの垣根にあったもので、普通のミツマタとちょっと違う。 センター自体はこの時間まだ開場していない。 ヤナギの花 オオアラセイトウ 中学の頃、祖母に訊いた名前はこれだった。その後、紫花菜、諸葛菜、花大根などの名もあることを知った。 興禅院までの家々の庭にもハクモクレンは植わっていて、ほとんどが満開状態だった。 興禅院門前の県道は早朝から車の流が途絶えない。やっと合間を縫って横断し、参道を入ってゆくと、すぐに静寂が戻ってくる。やがて三門越しにハナモクレンの姿が見えてくる。まだ、大丈夫だ。そんなには咲ききっていない。うれしくなった。 老木のせいか、あるいは、お寺の境内と人家の庭では微妙に気温が違うのか、まだ多くの蕾をのこして、これからという姿だった。 参道から山門越しに 境内から 今朝は珍しく本堂の表のガラス戸が開いて、堂内に灯りが点いていた。 そういえば今日は彼岸の入りだ。お寺は朝から忙しいのである。 曹洞宗のお寺だから、本尊は釈迦仏。 十三仏へも寄ってみた。 シキミ 花の香りはよいが、この実は猛毒(木全体に有毒)。実の形と香りが、中華料理に使う八角にそっくりなので間違えて事故になるらしい。八角はスターアニス(唐シキミ)の実で、同じシキミ科だから似ていて不思議はない。 そういえば、なにかと話題のタミフルは、八角から抽出されるシキミ酸から製造するという。おかげで八角が高騰とか。シキミ酸は最初にシキミから発見されたのだから、シキミからタミフルをと思うが、シキミからはシキミ酸を無毒で抽出することが難しいらしい。なんだか、入り組んだ話である。 興禅院下の草原。こちらはまだ花の気配はない。 風で折れたのか? 木道に倒れた先が、切られていた。外からは分からないが、中は空洞になっている。強風ではひとたまりもなかろう。樹皮の網目模様からしてイヌシデのようだ。 サンシュユ遠望 サンシュユがもう咲き出して、満開に近いものがあったが、なかなかうまく撮れなかった。 ツバキ アンギョウザクラ(安行桜) 逆光で見にくいが、すでに数輪開花している。本場は密藏院だが、興禅院の脇にもアンギョウザクラの小さな並木がある。その一本である。 だいたいソメイヨシノよりも2週間ほど早く満開になる。これは、忙しいことになった。密藏院にも目を配らねばならない。 コノテガシワの垣根 Tags:自然 by ojer | 2008-03-17 10:55 |