雑記 OJer Blog 旧ojer.exblog.jp トップ | ログイン | ||||
by ojer |
本日の前のサクラ 散歩後に撮ったもの。 この時節、どうしても散歩の足は安行の斜面林へ向かう。 安行を散歩していると「ふるさとの森」という標識がよくあるので、どういうものか調べてみた。ふるさとの森は、埼玉県が指定する自然保護区域のひとつだそうで、具体的な指定や管理は市町村レベルで、つまり、安行だと川口市が実施しているという。 川口市に訊ねると、安行慈林周辺にふるさとの森は5つほどあり、そのなかに、興禅院周辺とイチリンソウ自生地周辺が指定されている。またふるさとの森ではないが、川口市の緑地として密藏院南東の斜面林が自然公園(今朝の目標地)になっているという。地形的には、興禅院、イチリンソウ自生、自然公園は、同じ崖線上の斜面林の一部である。ついでに、わが鳩ヶ谷にもふるさとの森は2個所あり、法性寺と湧き水公園横の斜面林だ。 今朝5時40分頃の太陽。 日の出が早くなったので、出発も早めた。 パンダの郵便受け このお宅よほど石が好きらしい。 愛猫の墓標? バラモミ? 新芽の色が目立つ 川口市の自然公園(密藏院南東側) まだ整備中。公園らしくなるにはまだ数年かかりそう。 斜面林上部の公園 下生えのように見える緑は、すべてヤマブキ。満開になると一面黄金色。 今日は自然公園の植物が目的だったが、あまり見るべきものがなかった。まだ、自然の植生が復活していないのだ。 しかし、密藏院には新しい発見?があった。 我が家から旧道を辿ってゆくと密藏院の墓地の裏へでる。前回は、逆方向から墓地の下を大回りしてきたが、今朝、偶然に、墓地の裏門から入れることがわかった。裏門自体は閉じているが、脇に通用門があって、そこは施錠されていない。墓参はいつでも自由にできるわけだ。これはお寺の心構えとしてうれしい。もっとも、こちらはその余沢を受ける散策者に過ぎないのだが。 墓地裏門 散歩とは逆順になるが、わかりやすいように、ここから先は本堂側からアクセスしたものとして写真を並べてある。 本堂 本堂裏にこれだけ見物がある。 見返り地蔵 いままで何度となくきていて気づかなかったが、本堂裏の庇の下から唐破風が張り出していて、その唐破風に守られたガラス窓を通して見返り地蔵の姿が見える。屋内の暗がりが見えるのは、常時照明されているからだ。 確かに見返り この紐にすがって慈悲を乞うのか? 羅漢像 羅漢さんは笑っているが、ちょっと気持ち悪い。 本堂裏が小高い丘で、そこが墓所。その上り口に羅漢像があって、その一つ。 板碑 墓所への上りの途中にある。 平将門供養塔 板碑の上にある。 …………だそうである。 墓地正面入り口 門をくぐると、両面はレリーフの彫られた御影石の壁で囲まれた通路。 その正面に薬師三尊が迎えている。 なにやら厳か。 薬師三尊 じつは、ここから墓地へ入って、その最奥にもう一体、仏像が鎮座している。もちろん、ここは真言宗の寺だから、大日如来である。写真を撮ったつもりだったが、写っていなかった。密教の最高仏は………… 裏門から本堂方面 まともにレンズに朝日が入り込んでしまった。 整然とした墓地 墓地が丘の上にあることがわかる。安行全体が見える。 無縁仏 整然とした墓地の陰にこれだけの、無縁仏が整理されたわけだ。 墓地のスケールも別格、無縁仏も別格。 さすがに稀代の大プロデーサー空海の流をくむお密教寺だけあって、見事なほど見せる仕掛けが組み込まれている。今回、見直した。 Tags:自然 by ojer | 2008-04-03 11:03 |