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by ojer |
芝川の上流にクマガイソウの自生地があることは、以前から知っていたがまだ行ったことがなかった。Webの書き込みを見るとだいたいイチリンソウと同じ頃に満開になるようだ。つまり、もう時期としては遅すぎるのだが、思いついたので行ってみることにした。 道路距離で12キロほどあるので、今日は自転車にした。 ミズキ 安行の斜面林ではまだ咲いていないが、周囲が都市化しているからかすでに満開。 バイカウツギ ここからクマガイソウ自生地の写真。 自生地といっても、尾島さんという農家の敷地内である。ホームページがある。クマガイソウが自然のものとはいえ、生育できる条件は厳しいらしい。若奥さんからうかがったところでは、先代のご主人夫婦が下草刈りや日当たり(日差しが強すぎると消えるという)などに気遣って手入れをしているとのこと。 尾島家門前の竹藪 左~中央 クマガイソウ 中央~右 エビネ、キエビネ 尾島家ホームページには“ここまでなら無料”とあったが、これだけでも一見の価値がある。 白モッコウバラの門 邸内の地形は変化に富んでいる。こうした趣向もある。 黄モッコウバラの門 白は香りが高く黄は香りがない。しかし、花着きは黄色のほうがよく見栄えがする。庭木としては黄色のモッコウバラが多いのは花着きのせいかもしれない。 クマガイソウ 予想したとおり最盛期は過ぎていたが、生育環境がよく分かった。竹藪などの半日陰で、ほどほどの日差しがあり、やや湿った環境が適すようだ。 この一群が一番見頃で、しかも間近に見られる位置にあった。 イカリソウ クマガイソウの群落が敷地の東側の対向斜面にあるが、こちらは北端の斜面にある。 イカリソウは本当に遅すぎたようだ。満足な花はほとんどなかった。 邸内の花いろいろ。 ミドリロウバイ 標準的な植物名かどうか不明。アメリカロウバイもあったが、クロロウバイとなっていた。 キンポウゲ(ウマノアシガタ) タイツリソウ(ケマンソウ) フタリシズカ マルバスミレ キンラン アマドコロ キバナホウチャクソウ もう花は枯れている。 野生のものはレッドデータブックに載っているようだ。 オオイタヤメイゲツ?? サギゴケ 園芸品と思われる。 ムラサキサギゴケと違って白花。 農家の広い庭先に作業後小屋があり、その前に机と椅子がが置かれて休憩所になっている。そこで、この屋で採れた野菜を販売している。また予約すると、これらの素材を利用して宴会ができる。ただし、あくまでも自分たちで料理をするのだ。 屋敷内の観光客は、年配の夫婦連れが2組ほどいるだけですいていた。休憩所の写真も撮ればよかったのだが、どうもひとがいるとカメラを向けるのはきがひけて撮らなかった。 来年は、クマガイソウ、イカリソウの最盛期に訪れることにしよう。 Tags:自然 by ojer | 2008-05-02 17:49 |