スズメ　2008年6月29日

図書館から予約しておいた本が届いたとメールが入った。最近は、Webで検索して予約して延長までできるから便利である。雨だが早く読みたいからでかけることにした。雨の自転車はいやなので、歩きだ。片道３０分ほどはかかる。

川沿いの道を歩いていると、道路の真ん中にゴミのようなものが落ちていた。近づくとスズメだった。大きく胸を波打たせているが、目は閉じている。野生の生き物がこうなるとまず助からない。しかし、このままでは車が通ったら轢かれてしまう。拾い上げて川の堰堤の上に置いた。渡り鳥ではないから鳥インフルエンザではあるまいが、それにしても放置するには忍びない。その写真だ。

予約した本と書架で見つけた本を借りて同じ道を帰った。もう死んでいるか、あるいは猫にでも襲われてしまったろうかと思いながら同じ場所へつくと、まだいた。しかも、横たわったものが起き上がっている。眼は閉じたままだが、それだけの自力は残っていたらしい。それでも助かることはあるまい。