OJerBlog
 

FG氏より、はじめてのE-mailによるコメントがありました。 →「植物ならず仏教の話題

興禅院 2008年7月1日

昨日の夕方は、爽やかに風が吹いて、とても梅雨とは思えない気分の良い夕方だったが、今朝は期待したほどではなかった。わずかに日差しはあったが、おおむね曇っていた。

ヒメヒオウギズイセンキダチチョウセンアサガオ

姫檜扇水仙と優雅な名前だがちょっと名前負けかもしれない。

木立は、アメリカチョウセンアサガオと同じチョウセンアサガオ(ダツラ)属。花岡清州が麻酔に使ったのはどのダツラかは知らないが、いずれにしろ花の美しさ似て毒が強い。これも一夏に何度も咲くし、色もいろいろ、しかも色変わりをするものもある。

オオマツヨイグサ 今年は2度目ランタナ あまりにどこにでもあるので…
フジウツギフサフジウツギ
ルリヤナギ 同じ蔓性でルリイロツルナスもあるサワラの若い実?
おなじみムクロジの古木今朝は花をアップしてみた
ダリアの仲間?イシミカワの壁
ハンゲショウ 前回と同じ群落白の部分がだいぶ増えた
十三仏の草地ホトトギス 奥は地蔵菩薩
 
興禅院の老犬チビ 
おなじみハナモクレンハナモクレンの幹
普門品供養塔 興禅寺門前

梅雨になったら急に苔が濃くなって文字が読みにくくなった。

最近の知見によれば、法華経(鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』)の全28章の第25章「観世音菩薩普門品」、いわゆる『観音経』を供養する。この普門品が観音信仰の核となる経らしい。文学として読んでも面白そうだ。

植物ならず仏教の話題

OJerBlog「7月1日興禅院」
「最近の知見によれば、法華経(鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』)の全28章の云々」とあります。

OJさんは先刻ご承知でしょうが、ここに出てくる“鳩摩羅什(クマラジュウ)”は4世紀後半の中国の訳経僧。仏教の経論律に通暁した僧侶として“三蔵法師”と尊称されています。

皆さんは唐代(7世紀前半)の玄奘三蔵をよくご存じでしょうがこの三蔵法師も名高い訳経僧で、共に二大訳聖と言われていて、玄奘がもたらしたと云われる経は今も西安の大雁塔内に納められています。

玄奘の翻訳は、その当時の中国語に相応しい訳語を新たに選び直しており、鳩摩羅什らの漢訳仏典を旧訳(くやく)、それ以後の漢訳仏典は新訳(しんやく)といわれます。

実は、私が日頃唱えている経に浄土真宗の教典の一つである仏説阿弥陀経がありますが、この経が“姚秦三蔵法師鳩摩羅什奉詔訳”とあり、日本語読みであっても非常に流麗な読調になっています。

FG

  
   
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