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| 川口自然公園 2008年7月26日昨夕の雷雨で空気がいっぺんに冷やされて、今朝は、気持ちがよい。少し自転車で距離をかせいで、通船堀まで行き、前回とは逆の方面を歩いてみる。
木曽呂のあたりを自転車で走っていたとき、道端に阿弥陀堂の石碑があった。
巣鴨の庚申塚の近くにも猿田彦神社があるが、このあたりになぜ猿田彦を祀る石碑があるのだろう。猿田彦は、天孫降臨のときに地上から出迎えにでて道案内した地祇(高天原の神に対する地上の神)である。天狗の原型ともいわれる。
これらは、街道沿いの別の場所にあったものが集められたものだろう。
見沼通船堀と見沼を隔てて反対側に富士塚がある。地形を利用したのだろうが、富士に似せた築山を造ってお参りするのだ。鳩ヶ谷や安行では江戸時代に富士講が流行ったそうだが、ここもそのひとつらしい。西新井宿や密藏院のそばにも同様な富士山もどきがある。
見沼のほとりにある富士塚の案内板では、見沼左岸から登れるように書いてあるが、実際には登道が私有地で分断されているので、大回りする必要がある。 塚の頂上は四畳半ほどの広場であった。
富士塚から川口自然公園へ向かう道の途中に、「木漏れ日の道」がある。片方は住宅街になってしまったが、もう一方に、堀を隔てて鬱蒼とした斜面林が残されている。今回のハイライトか? 堀がほとんどドブ状態なのが惜しまれるが、貴重な緑陰の散歩道だ。 ここからは川口自然公園。川口自然公園は、見沼東縁が蛇行して巾着のようになった地形をそのまま自然公園にした感じだ。
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