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| 見沼下流 2008年7月29日早朝、雲はかかっているものの、ひさびさに青空を見た。梅雨明けとはいっても、これまで早朝すっきり晴れていたことがなかった。猛暑の予感があるとはいえ、気持ちがよい。
7月の末になると、毎年、浅田橋の左岸上手にこの祠が建つ。見て分かるように、組み立て式で、普段はどこかへ収納してあるらしい。数日前の雷雨にあったとみえて、少し傾いで注連縄の紙には染みが見える。見沼の水神か竜神を祀るのだと思うが、だれがこの祠を守っているのかわからない。 それにしても、今年もまたこの祠を見ることができて、ほっとした。なにもかにも目まぐるしく移り変わり、うっかりするとこの空き地にも家が建ちかねない世情だから。
オオアレチノギクはどこにでも生える。新しい空き地は、すぐにこれでいいっぱいになる。昔は、これとヒメムカシヨモギが同じくらいあったとおもうのだが、最近はヒメはさっぱりお目にかからない。どちらも明治時代に、アレチは南米、ヒメは北米から渡来して共存してきたのに、何が違いを生んだのだろうか。
以前、インドの象の神様ガネーシャが野積みになっていたところだ。あのあと、盗難にでも遭ったのか、置き場がブルーシートで覆われてしまった。ひさびさに面白いものを見た。こう使うのだというサンプルだろうか。
ビロードモウズイカは、普通は一本花茎が立ってそれだけなのだが、これは途中から小ぶりな花茎が何本も出ていて、面白い。
ノウゼンカズラは交配種がいろいろあるようだ。未確認だが、これなどは比較的アメリカの純正ではないかという気がしている。一般にアメリカといっているものは、もう少し花筒が太く、花も扁平な感じのものだ。
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