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見沼下流 2008年9月15日

今日は天気が崩れるという予報。空は一面雲に覆われている。散歩は見沼下流にしたが、前回は9月1日だからもう2週間も歩いていない。あっという間だ。このコースはわが散歩の原点のようなもので、一番変化には乏しいのだが、慣れ親しんでいる気安さがある。

F氏より コスズメの褐色型終齢幼虫 ナガイモのムカゴ

ナガイモのムカゴを撮ろうと見上げたら、こんな芋虫がいた。ヤマノイモの仲間を食草とするものを調べるとキイロスズメというガの仲間が見つかったが、はたしてどうか。ご託宣を仰がねばなるまい。

シュウメイギク
メキシカン・セージ まだ早いかピンクのキダチ
そろそろ終わりか
見沼小バラ園もすっかり剪定された実を開いたツリバナ
フクラスズメ カラムシに沢山いるF氏より モモスズメ  わが家の垣根

キダチが気になってので、また法性寺へいってみた。剪定の影響か花に覆われるような感じにはならないようだ。

中興の大檀那 村山伯耆守行秀の墓 裏面に開基とあった
法性寺三門脇 奉読誦普門品三萬巻供養塔青面金剛 最下部に三猿の頭部

普門品とは、「法華経 観世音菩薩普門品 第二十五」だということは以前書いたし、関連してFG氏からのコメントもあった。

実際にどんなお経なのか覗いてみた → 『大乗仏典』中村元編 筑摩書房。この本には、維摩経、法華経、華厳経、阿弥陀経、般若波羅蜜多心経など、主な大乗の仏典が収録されている。

もとよりお経としてではなく、日本語に訳された文学としてである。普門品の内容は、ある菩薩が釈迦に観音菩薩の救済の力についていかなるものか質問する。そして、釈迦は、それがいかに強力であるかを、さまざまな事例をひいて、諸菩薩や人々に説法するのである。例えば、“ある人が、いままさに殺されようとするとき、観世音菩薩の名を称えたなら、振り上げられた刀や杖が何段にも折れて、助かるだろう”という。思いつく限りの様々な困難が列挙され、それに対しただ“観世音菩薩”と称えさえすれば救済されるという。現代的な感覚では何と安直なと思うが、かっては多くの人がこれを信じて救われたのだろう。現在でも観音信仰が宗派を問わず盛んなことは、その証左になる。

  
   
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