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| ハマナス南限2 2009年2月14日関東地方は昨日、春一番。TVのニュースを見ていると、だいぶ鹿嶋大野とは様子が違う。日中、ニュースではしきりに強風を伝えていたが、こちらではさっぱり。本格的に風が吹き出したのは夜中になってからだった。おかげでやかましくて寝不足になった。 近所のクロネコへ浜風で荷物を出しにいったついでに海の様子を見に行った。近所といっても、この辺の近くは数キロ単位である。クロネコから適当に海を目指して下ったら、偶然、前回訪れた「ハマナス自生南限地帯」へ出た。前回は電池切れだったが、今回は写真が撮れた。 一帯は垣根に囲まれて中へは入れない。目をこらすと棘だらけの枯れたような枝があちこちに見える。ハマナスである。垣根の外へ目を転じると、ほとんどハマナスはない。隔離して保護しないと消滅してしまうのだろうか。
右の写真の左端は風衝で山側に傾いたトベラ(樹皮が白い)と、右側はツバキ
この海岸には右の写真のような見張り小屋が数百メートルおきにある。ハマグリの密漁を監視するためのものかと思って地元の人に訊ねると、そうではなかった。今では子供たちは、大人の付き添いがいない限り遊泳禁止なのだそうだが、昔は自由に泳げた。その頃、大人達が万が一のためにこの小屋から見守っていたのだそうである。失礼しました。 ついでに同じ人から聞いた話だが、この辺でも最近はハマグリは高くて普段は食べないらしい。ただ、当地にはハマグリをひな祭りに食べる習慣があるのだそうだ。“ひな祭りは女の祭だから”といって、おじさんはニヤッと笑った。その頃にはとくに高くなるという。時期を外せば安くなるとはいっても、1個400〜500円のハマグリか、うーん?
ハマナス南限地から浜風を引きずって少し北上すると、ゴーストタウンもどきに遭遇した。どうやら、旧大洋村の海水浴場らしい。おそらく夏場はもう少し活気があるのだろが、いまはほとんど人影がない。ときおり、土木工事の作業員とサーファーの姿をみるだけだった。 | |||||||||||||||||||||