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水郷県民の森・塚原卜伝墓地 2009年5月16日

大生神社と古墳群を訪ねたとき近くに水郷県民の森という自然公園があることを知った。そのWebページによると 第三土曜日は自然観察会が開かれる。今日、5月16日のテーマは植物で森の木の芽を観ようということ。このブログは植物観察がもとではじめたようなものだからもろん興味がわいて、でかけてみることにした。北浦の対岸だが、浜風で飛ばせば1時間あればいけるだろう。

今日のマップ

水郷県民の森ビジターセンター 
野外ステージ杉材を使用したトイレ

観察会は10時から2時間。森林インストラクター(という資格があるらしい)の中村さんが公園内をガイドしてくださる。今日は連休明けのせいか参加者少がなく4名だけ。人物写真は撮らないので参加者の写真はないが、なかなかおもしろいメンバーだった。年齢は似たり寄ったりで、みな植物にそれなりに詳しい。もうしゃべりたくてたまらないという、声も背も大きい男性や、寡黙だがときに鋭い観察眼をお持ちの女性、そのご主人かあまり植物の知識はないが自然大好きという面々。中村さんも植物の専門家ではなく、引退後の趣味で森林インストラクターの資格を取ったという。レクチャーというより植物をテーマの談笑会といった雰囲気で楽しい時間を過ごした。

次の目標は塚原卜伝の墓。県民の森とは北浦を挟んで反対側、宮中野古墳群の近くにある。北浦大橋まで戻るか、神宮橋まで下るかしかないが、後者まで南下したほうが近い。そうなると北浦の南半分を周回することになる。浜風で近隣を走り出したころは覚悟してでかける距離だが、最近はへっちゃら。尻の痛さを少し我慢すればいい。

地図は持って出たが今回は最初の見当が外れてほとんど役に立たなかった。なるべ幹線道路は走りなくないから適当に山の中をうろうろして、最後に川尾池で県道50号へ追い出された。

川尾池ヒツジグサの群落

あとは車道の脇を走るばかり。あまり面白いところはない。昼食はコンビニでサンドイッチとビールを買って適当なところで食べるつもりだったが、天気が悪く市街地へ出てしまったので最初に出会ったラーメン屋ですます。新神宮橋を渡って県道18号を北上。豊郷で旧道に入ってやっと自動車の騒音と排気ガスから逃れることができた。旧道を走るとこのあいだ取り上げた豊郷の神社を過ぎてしばらく、右手に大きな看板があった。

旧道からの入り口

途中に紛らわしい看板があり文字が判読できないので入ってみたら、竹藪の急登の先に、こんなかわいい祠があった。こういうのもいい。

結構な急登かわいい祠

本日の目標。塚原卜伝の墓、到着。

右奥の高台が卜伝の墓 左にも墓地がある
階段を上がり
これがお墓
墓からの景色塚原家とあるので一族の墓か

剣豪小説に興味があるわけでもないし、鹿嶋市が推進している卜伝の大河小説化を応援しているわけでもない、ただの野次馬できてみただけだが、高台のなかなかいい場所にあった。

この付近に、郡家跡の史跡があるので、それも探したが見つからなかった。多分近くまでは行っているはずだが、またの課題にしよう。

郡家跡を探している途中で塚原古墳群入り口の標識?があった。見当としては、郡家跡の方向である。木立に囲まれて暗い道を進むと古墳群が現れる。なんの案内板もないので、ちかごろ古墳を見慣れた鑑識眼?でそう判断した。右下の写真がそのひとつである。あと2つほどあった。

塚原古墳の一つ 多分ね?

このあたりは、どの道も暗い木立に覆われて見通しがきかない。行き着くと木々の壁に囲われた草地であったり、耕作地であったり、墓所であったり、神社であったり。しかし、人家はない。最初にこの地方に定着した人々は、こうした分厚い自然の障壁を切り開いて開拓を進めていったのだろう。

この辺りは寺の密度が低いせいか、墓地が独立して散在している。この鬱蒼とした森の中で出会うのは、耕作地のほかは神社と墓が多い。寺や人家はない。

こんな道が延々と続く

行き止まりに神社。戻るしかない。

いかなる神のましますぞ

植物も少々。

ノイバラがいまは盛り 一番多く見られたスイカズラの花 蕾は紅、花は白→黄

発育過剰のシラー・ペルビアナ こんなに大きいのは初めて

  
   
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