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ヒヨドリの卵 2009年6月5日

巣の中を見てみたいものだが、脅かして巣を放棄させては可哀想だ。野鳥の専門家のF氏にメールで相談したところ、親鳥が巣にいないときを見計らえば差しつかえないだろうという。下から覗くと、親がいれば尻尾が巣からはみだしているのですぐわかる。脚立を立てるとちょうど覗けるほどの高さなので、親鳥が不在のときにさっそく拝見。

ヒヨドリの巣 

落ちていた卵と間違いなく同じだ。ブドウ色というのだろうか、斑入りのきれいな卵だった。巣材は、都会だとビニール紐なども使うそうだが、ここでは草木だけのようだ。鳥の巣を見るといつも感心するのだが、巣の内側の円弧の完璧なこと!

ヒヨドリの卵ブドウ色の斑がきれいだ

あとは雛が孵ったときに、もう一度見せてもらおう。孵れば鳴き声でわかるだろう。

通常、ヒヨドリは、産卵数3〜4個で、抱卵するのは雌だけ。温め始めてから孵化まで2週間ほどかかるという。前ブログに示したたように、この巣では卵が1つ落下していたので数は合う。しかし、なぜ落ちたか。多分、風だろう。風の強い日に、このカエデを見ていると、自分が巣にいれば完全に船酔いしそうなほど揺れていた。

  
   
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