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さらば置き時計 2009年6月26日

昨夜の夕食中、玄関からガッシャーンという壮大にガラスの割れる音がした。何事かと見てみると、玄関の壁に掛けてあった額縁が落ちて、その下の下駄箱の上の置き時計を直撃。その反動で時計が飛ばされてタタキに落下していた。

垂れ下がる額縁落下した時計 光はガラスの破片

額縁が落ちたというより、額縁の継ぎ手が外れ、中身の底板と絵とガラス板が落下して、置き時計を倒した。置き時計は、装置全体を大きなガラスのドームで覆ったものだったので、そのドームがタタキのタイルに落下し、木っ端微塵になって玄関中に飛散したのだ。幸い、額縁のガラスの方は下駄箱の上のブックエンドに支えられて無事だった。

額縁は、まだ20代の頃に短期間在籍した会社で退職記念に職場の仲間がくれたもので、ブルューゲルのスケート遊びの絵を入れあった。これまでにも2度ほど継ぎ手が外れ接着剤で修理していた。置き時計は埼玉の家の入居祝いに不動産屋がくれたもの。計算すると、37年前の記念品(額縁)が、23年前の記念品(置き時計)を壊したのだ。なんだか鹿嶋の家のポルターガイストが悪戯したような気がしておかしかった。

南無、南無!

壊れてしまった時計は、たわいない安物の電池時計だが驚異的に正確だった。23年間、電池切れは数えるほどしかなかったが、そのときに少し遅れるくらいで、ほとんど時刻の補正をしたことがない。‘おかしかった’と言っては、少しかわいそうかな。前の家の記念品だから、別の家で長らえることを潔しとしなかったか。長年の働き、お疲れさん。

  
   
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