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鹿島灘海岸清掃 2009年10月18日

そろそろアサザが満開になるころだと思うのだが、芳しい情報がない。アサザプロジェクトのアサザのお花見ツアーも花がないので中止になってしまった。年ごとに咲く咲かないの波が大きいようだが、なにせはじめてだから様子がわからない。

というわけで、アサザの花見は止めにして、鹿島灘海岸の清掃を手伝うことにした。「鹿嶋の海岸を守る会」というボランティア団体があって、毎月第3日曜日の9〜10時に何カ所かの指定場所に集まり、浜辺に散乱するゴミを集める。一方、市では環境サポーターなる制度をつくり、こうした運動を支援している。わが家の近くでは、前回の鹿島灘海岸散策で「クリーン大作戦」の写真を載せた場所、ヘッドランド13の基部が集合場所になる。

浜風を駆って9時前に集合場所に着いたが、拍子抜け。ボランティアの係のひとが2〜3人いるだけだった。以前、偶然に活動日に散策したときは、ずいぶん大勢参加していたが、あれは夏、いまは秋。浜辺にでてくる人数も違うのだろう。とくにどうするという指示もなく、適当にゴミ袋を持って海岸を歩き、目に着いたゴミを収集するということらしい。ゴミはさまざまだが、基本は不燃物のビン・カンとプラスチック類。膨大な量のある流木は対象にならない。

ビン・カンやプラスチックの容器を探せばすぐに袋は一杯になるが、それは止めた。日頃、植物の写真を撮っていて気になるのは、プラスチック類の破片である。わずか数センチくらいのものだが、いたるところに散乱している。画面に写れば見苦しい。例えば、発泡スチロールのトレイ1枚なら、それを一度拾えば済む。しかし、10の断片となって分散すれば、同じ動作を分散した範囲を移動しながら10回繰り返す必要がある。これがエントロピーの増大であるかなどと思いつつ、破片を収集アイテムに選んだ(もちろんビン・カンがあれば拾うが)。どうせ1時間でできる範囲はたかが知れている。気休めでしかないが、自分で範囲を決めて、その中を犯罪捜査よろしく細かく拾って歩いた。 成果は、袋に半分程度だった。最期に、缶入りのお茶が手渡された。

荒廃を嘆いてばかりでは事態は変わらない。徒労感なきにしもあらずだが、ほかに予定がなければ、今後は参加することにしよう。

青いチョッキは環境サポーター一般参加者は見当たらない

家電製品やタイヤなどは、この活動を知っている人間が、ここまで棄てに来るらしい。環境サポーターは、所かまわず捨てられるよりましだと、あきらめ顔。サーファーにも呼びかけてはいるが、参加者もいなくはない程度。

粗大ゴミの量も相当なものほとんどサーファーの車

帰途、51号脇に以前から気になっていた神社があったので寄ってみた。皇神社。何と読むのだろう。スメロギジンジャ?碑文を読む限り、300年近い歴史のある地区の鎮守社ということらしい。それにしては大仰な命名。

海岸から丘陵地帯へ上りきったところにあるので、周囲の鎮守の杜がなければ絶好の見晴らしのはず。

参道皇神社

奥に本殿があるかと思ったら、赤い塗装のコンクリート製の四角い建物だけ。中を覗くと小さな社があったので、赤い方は鞘堂、なかの社が神社の本体らしい。

参道を見下ろす 明るいあたりは51号神社脇の鳥居

神社の脇からすぐに丘陵の上の住宅街に出られる。

  
   
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