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ハヤトウリの漬け物 2009年11月14日

鳩ヶ谷の頃から気になっていた野菜にハヤトウリがある。近所で売っていたので漬け物にしたことがあるが、美味い。クセがなく、歯ごたえがコリコリしているのでサラダでも炒め物でも使える。南米原産の野菜だが、名前からわかるように、まず九州に定着したらしい。暖かいところでは、野生化しているという。作りやすく、多産なウリ。近くのスーパーで苗(芽の生えかけたウリ)を売っていたので、それを買ってきて垣根の脇に埋めた。

ハヤトウリの苗 店のテープが貼ってある 4/26花 9/23

芽の出ている方を下に向けて埋めるのが正解。普通なら芽を上にする。知らずに埋めて、直後に知り、あわてて埋め直した。元肥をやったくらいで、野菜らしい手入れはほとんど不要。病害虫の心配はなく、蔓が伸びすぎるので適当に間引くくらいだった。夏の間、ぐんぐん蔓を伸ばして垣根を覆った。

小さな実 9/23どんどん生る 9/23

それでも、秋になるとつぎつぎに実を着けた。ぬか漬け、サラダ、炒め物、煮物で飽きるほど食べ、近所にも配ったが、食べきれない。そろそろシーズンも終わりの10月末ころ、めぼしいところを収穫してみたら、15キロあった。これは漬け物にするしかない。Webで漬け方を漁って、粕漬けと味噌漬けにすることにした。

まずは半分に割って、塩漬けにする。半割のウリに塩を擦りながら容器に並べていった。15キロのウリに2キロの塩袋で少し塩が余ったがそれも振りかけた(塩重量13%)。Webで2、3当たったサイトには共通して塩は漬ける野菜の重量の20%とあった。13%では少ないが、そのままにした。保存漬けの場合は20%程度が適当だろうが、塩漬けで水分を出して、すぐに別の味で漬けるなら5%でいいような気がする。ただ、酒粕を入れ替えて3年も漬けるという方法があったが、その場合は、20%がよいのかもしれない。

収穫は15キロ 10/31塩漬け 11/2
重石15キロ 11/2昼に漬けて夕方には水があがっている 11/2

一週間程度塩漬けにする。水は漬けた翌日には重石まであがっていた。水があがったら重石は半減させるのだが、今回はうっかりそのままにしてしまった。

10日ほどで塩漬けを終わって、塩水を捨てる。

取り出した塩漬け 9キロ弱 11/13皮を剥く 11/13

ダイコンだと塩漬けすると重量は半減するが、ハヤトウリはそこまでは減らない。塩漬けが終わったウリの手触りは、そのままでは皮が固すぎて食感が悪そうだ。皮が革の様になっているものは剥くことにした。ハヤトウリの表面はでこぼこしているので、皮を剥くときに実も大分削げる。まあ、これは腕次第。わたしは不得意。若い実は皮を剥かずそのままにしてみた。どちらがいいかは、食べたときのお楽しみ。

皮を剥いたもの 8キロ強 11/13麹箱に新聞紙を敷いて一晩干す  11/13

物置から麹箱を2つ取り出し、それに新聞紙を敷いてウリを並べた。外で干したかったが昨夜から雨になってしまった。いたしかたなし。

漬け方の参考にしたサイト パル・システム

今朝、さっそく仕込み。昨日酒粕は買いに行ったが、焼酎を忘れたので、ミリンを倍量にしてごまかす。

ハヤトウリの粕漬け

ハヤトウリ 4キロ、酒粕 4キロ、三温糖 600グラム、ミリン 200cc、焼酎 200cc(ミリン同量で代用)
酒粕、砂糖、ミリンウリと酒粕を交互に敷く
最後に酒粕でとじる空気を抜いて密閉

味噌漬けも手順は同じ。

ハヤトウリの味噌漬けハヤトウリ 4キロ強、味噌 2.4キロ、ミリン 280cc、焼酎 280cc(ミリン同量で代用)
味噌、砂糖、ミリンウリと味噌を交互に敷く
味噌でとじる空気を抜いて密閉

今日は雨なので、とりあえずこのような姿。

粕漬けは3カ月、味噌漬けは1月で食べられるそうだ。

  
   
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