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懐かしの興禅院 2010年1月5日

旧町会仲間の新年会に参加し、当日は、その仲間の一人のお宅に一宿一飯。その翌日に多磨墓地に墓参という計画を立てた。宴会翌日、もとのご近所数軒に挨拶回りしているうちに昼近くとなった。快晴・静穏、あまりにお天気が良い。そのまま墓参りだけではもったいない。思いついたのは、以前一番気に入っていた散歩コース。というわけで、突如、懐かしの興禅院。

マップ

空を撮ったわけではないこの空をムクロジの古木が占めていた
(ちょっとアングルは違うが 2008/11/27)

この散歩コースではまず、ムクロジの古木に挨拶をしなければと、楽しみにしていたのだが、その主が見当たらない。すぐに推察はできたが、伐採されてしまったのだ。せめてもと、お宅の庭に侵入し、切り株を撮らせてもらった。あれだけの巨木だったが、もう幹の中は洞になっていた。これでは、伐採もいたしかたなかろう。大風で家屋に倒れ込めば、家財の被害だけでは済まないかも知れない。

 
ムクロジの古木の切り株
葉を落としたホウノキ通い慣れた小道
初詣の名残の配線が見える安行神社安行神社 拝殿

安行神社は、3年ほどまえに補修されて赤塗りも新しくなった。

境内社安行神社 本殿側

興禅院に隣接して植物園(安行花と緑の振興センター)がある。もう開園していたので、近くのコンビニで仕入れたサンドとビールで昼食にした。

ヒイラギナンテン 今時分にめずらしく満開ここで昼食 誰もいない

昼食後に興禅院へ。

興禅院 参道興禅院 三門

門をくぐると名物ハナモクレンの蕾が銀色の和毛を膨らませている。

ハナモクレン
この寺の白木蓮の古木はこう呼ばれる
ハナモクレンの下に生えるカンアオイ無縁仏
スダジイの根本の……抱かれ地蔵

墓地内のスダジイも、この近辺では抜きんでた古木だが、鹿島へくれば若造だ。

墓地内のスダジイの古木
本堂を拝見チビの旧宅はまだあった 後釜はいない

裏手に回って弁財天と十三仏草地へ。

興禅院裏の斜面を下ると弁財天がある

弁財天の南側に十三仏の草地がある。春夏秋冬に風情がよい。

十三仏草地 北側から
南側から

このあと、埼玉高速の戸塚安行駅まで歩き、JR武蔵野線へ。北府中で下りて、多磨墓地まで歩いた。直線距離で4キロほどだが、うろ覚えの道を一本間違えて大分大回りをした。携帯の地図をチェックしたのだが、どうも老眼で細かな画面を追跡するが億劫で適当に歩いてしまった。宝の持ち腐れか。結局、墓地についたのは夕暮れ間近。祖父の代から行きつけの石材店に手桶があずけてある。そこでサカキを買って、墓参の終わったときは日が暮れていた。こんな、遅い墓参ははじめてである。

今日はよく歩いた。まだ、電車とバスを乗り継いで3時間、そして最後に9キロの浜風ランが残っているが…

  
   
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