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カマキリの幼虫とアリ 2010年6月4日

畑の畝をアリがせわしなく走り回っている。何か餌を運んでいるようだ。細長く白いものをくわえている。いそいで部屋へ戻って携帯で撮ってみた。非常にわかりにくいが、目が慣れるとなんとか判別できる。今回は、写真は全部拡大可能。

中央土塊の上緑の草の右下
これは難しい 中央やや左右上にアリの巣 まさに運び込むところ

アリが来た方を探ってみると、畝の端の塀に近いところで同じ白いものが多数動き回っている。その中心を見ると、カマキリの卵鞘があった。いま卵鞘の下部からどんどんと幼虫がはい出してきている。

その周囲をアリが徘徊し、幼虫を捕らえては巣に運んでいるところだった。アリの巣は畑の畝の脇にあるから、カマキリの生誕の現場から5mもないだろう。アリにとっては格好の場所に餌場ができたのだ。

小さなアリが……大きなカマキリの幼虫をくわえている

上の写真。枯葉の巻き込んだ上端にアリがいて、自分の何倍もの大きさのカマキリの幼虫をひきずっている。カマキリにしてみれば、もう数週間生き延びれば、形勢は逆転するはずだったのだ。

幼虫たちは盲目的に移動しているかのようだ枯葉の先で行き止まり

このところ爽やかな日が続いて気分が明るいが、畑の隅では壮絶な生存競争が繰り広げられていた。

  
   
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