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浮島・和田岬 2010年6月26日

今日の目標は霞ヶ浦の最南部に位置する浮島、ついでにその近くにある和田岬(公園)にする。このまえの香取神宮のときの、本7当の目標はここであった。浮島という名前からして想像できるように、本来の霞ヶ浦の姿を残す湿地帯だというので見てみたくなった。

今回はGPSコンパスとロガーを装備してのはじめての浜風散歩。次の地図でブルーのルートがGoogleMapの計算したルート。このルートは、自宅を出始点、和田公園を終点で「徒歩」の条件を指定してルートを計算させ、途中数カ所ドラッグ&ドロップで修正したもの。往きはこのルートをGPSコンパスに登録しておき、ほぼこのとおりを走った。青緑のルートは帰路。これはロガーのデータをそのまま地図に載せただけ。重複部分は青緑が勝っているが、拡大すると分離する。これはプログラムの処理順を反映していて、青緑が後なので被っている。帰途のロガーのルートは大きい縮尺だと滑らかだが、拡大すると相当暴れている。止まって買い物をしたり、ちょっと寄り道して写真を撮ったところなど、拡大してみるとすぐに分かって、それなりに面白い。座標データは多すぎて重いので、もう少し間引いた方がいいだろう。傑作は帰りの北浦大橋で、ここは浜風はほとんど湖水上を走っている。気持ち良かったろうなあ。しかし、計算ルートもこの辺りではちょっと橋をはみ出している。今時の地図座標がそんなに誤差があるわけはないので、これは地物(橋)の図形処理がまずいのだと思う。

子供の頃の虫取りのターゲットとして、オニヤンマは最高の部類に入った。無惨だが鮮やかな彩りが目を引く。おびただしいアリが、オニヤンマの遺骸を動かしていた。

 

空はどんよりして、湿度が高く、むっとする風が吹きすさぶ。あまり自転車日よりではない。北利根大橋を渡ればあとは霞ヶ浦の堰堤道路を北上するだけ。お天気は恵まれなかったが、GPSコンパスは快調。家から出てすぐに、一瞬、逆向きを指したが、あとは終始道路の進行方向を指し、大きく曲がるところでは、あらかじめその向きを指していた。意図的にルートを外すと、しきりに正規のルートの向きを指し示す。

どういう仕組みで常に進行方向を指すか。データとしては通過予定点が登録してあるだけだから、現在位置から次の登録点への方向を常時指しているということになる。予定点を通過した瞬間に次の予定点に切り換えなければ、向きは逆転してしまうから、冒頭のような現象も起きて不思議はない。通過のたびに単純に切り換えるのでは、予定点前後で指針がふらつくはずで、それはほとんどなかった。携帯のエリアのハンドオーバーほどではないにしても、なんらかの補正機構があるようだ。まあ、ちょっと切り替えを遅延させるだけかもしれないが。

北利根大橋から堰堤道路を忠実に北上すると、やがて稲敷大橋が見えてくる。対岸がもう浮島だ。

左稲敷大橋来し方
対岸は浮島 野鳥観察小屋が見える

はじめての稲敷大橋を渡る。渡りきってすぐ右へ入ると、次の写真の観察小屋がある。たまたま同年配のサイクラーがいたが、ほとんど閑散としている。

道路脇の観察小屋

さきほど対岸から見えた観察小屋まで行ってみた。湿原の中に観察用に設けられた道というより、敷地の縁に沿って工事道路を流用したような道である。

訪問者はあまりいないようで、腰掛けにはホコリが積もり鳥の糞が落ちていた。時間が遅いせいもあるか、鳥の姿は見えず、オオヨシキリのギョギョシとヒバリが声だけにぎやかだった。花は、この時期どこにでもあるニワゼキショウ、ネジバナ(モジズリ)、ブタクサ、ヘラオオバコが目立つくらい。ネジバナは風が強くて撮った写真はどれもぶれていた。外来植物優勢である。

ニワゼキショウ

せっかくやってきた浮島だったが、あまりぱっとしない。これで自然環境が残っているのかどうか。埋立地のような印象が残る。野鳥観察施設にしても、水資源機構が自然保護の言い訳に作ったという体で、観察のためというより、建てやすい場所に適当に建てたという感じがする。

浮島から堰堤道路を北上して、途中、コンビニで昼を仕入れ、和田岬(公園)で早昼にした。霞ヶ浦に突き出した岬全体が公園になっている。GPSコンパスは、ここが終点に設定してあったが、到着すると、液晶に「Reach GoalTarget!」と出る。台湾製だから麻雀風のノリか。

和田公園の休憩施設 わが昼飯場(左上、柵の中) ひとりじめ
このスペースでは1〜2人で満杯ロガーとコンパス

いつもなら昼食後のコースも考えてあるが、今回はGPSにばかり気を取られて、肝心の地図を忘れたし、天気も快適でないので、ここから引き返すことにした。

0Km地点にある割烹旅館 この藁葺き小屋は隠居所?

いままでどこが霞ヶ浦(正確には西浦)の始点が考えていなかったが、ここだった。北利根大橋から少し上流地点。もっとも川の流れをイメージすれば、こちらが終点の気もするが、河川長は河口から計測するのかな。

同じ道はつまらないから、北利根大橋からは、麻生経由にした。富田の舟溜でアサザの様子を見る。この辺りでは最大の群生地だろう。去年はまったく咲かなかったようだが、今年はどうだろうか。風が強いので波が激しく打ち寄せている。波でアサザが根こそぎになるようだ。

舟溜下手上手

舟溜の中にもわずかだがアサザが入り込んでいて、撮っておこうと近づいたら、なんと花が咲いていた。

アサザが咲いていた 今年は期待できそう
新原稲荷の鎮守の森の林床には…………ドクダミの群落が見事

いつだか載せたことのある熊野神社。最近、新しい説明板が増設され、対面する位置に観音堂が建った。

神社に仏像が安置されていることになるが、昔の人にとっては、神だろうが仏だろうが、信仰の対象となる像であればどちらでもよかったのだろう。

新設の観音堂 右奥が熊野神社
古くからあったお堂の一部が組み込まれている

熊野神社の前から左に別れる小道を入ると、両側の花畑で地元のご婦人が雑草取りをしていた。快活に話しかけられたが、純粋茨城弁はさっぱり理解不能。こちらが自転車であることでなにか冗談を言っているようだったが……。行き止まりに立派なお寺があった。さきほどのご婦人らは参道の手入れをしていたらしい。この地域の中心的なお寺なのだろう。

浄泉寺

以下は道ばたの花。

ホタルブクロハルシャギク
ヘメロカリストリトマ
キリンソウカンナ

あまり快適とはいえない条件のなか、GPSの機能を見てみたいために無理矢理走った感なきにしもあらずの浜風であった。

本日は、これまで。

  
   
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