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| 大杉神社・神宮寺2 2011年4月17日大杉神社でだいたいの目標は達したが、そのあともいくつか見どころがあった。いずれも広大な農地に点々と取り残された丘陵の麓に位置する寺社である。 →マップ (起点標高38m) (2011/04/20 マップに表示する既定タイプを「航空写真+地図」にしてみた。こうしてみると、農地以外の丘陵部はほとんどがゴルフ場であるのが分かる)。 照明院(天台宗 極楽山新善光寺)灌漑用水に沿って畑の中を進むとこんもり森に覆われた小山が見える。照明院の山域だ。
なんといってもここの見どころは、本堂正面に横たわる長大なマツだ。さきのWeb ページに樹齢400年、東西に広がる枝の長さ40mとある。分かったようなことを書いているが、実はこのお寺へ来た理由が、たしか古木だったとは記憶するが、樹種が思い出せず、本堂を隠してしまう邪魔なマツだなあなどと思っていた。何の木だったかと考えながら、境内を見わたしてもぴんと来るものがない。背後の森は立派な林相を形成しているが、個別にとくに目立った木はない。などと思いつつ境内を一巡して、本堂前へ戻ってきて、ああ、なんだこれだと気づいた始末。ははは、えらそうなことは言えない。
このお寺の駐車場の入口に一風変わった唐?獅子がある。
須賀神社照明院から灌漑用水にそって少し先にある。新しく塗り直したのだろう、遠目に赤い社屋が目立つ。このくらいの神社はどこにでもあるから、通過しようと思ったが、その脇のケヤキに引かれた。そばに「伊左部祇園祭」と書いた山車庫があるので、この地域でも重要な役割をもつ神社なのだろう。
大宮大神西から東へ向かう灌漑用水に沿って、照明院、須賀神社と見てきて、この用水が丘陵の先端部で伏流(多分)となり、北東へ向きを変えるあたりに大宮大神があった。
ここはツバキが御神木で、椿の宮とも呼ぶそうだ。どうりで参道はツバキの並木。
門を出るときに屋根裏を見上げて気づいたが、ここは天井がなく、屋根裏がそのまま見えている。
二軒の垂木がむきだしで、これを見ると下段の垂木に構造的な意味はなく、装飾が目的であることがよくわかる。 観音寺(天台宗 根崎山)このお寺も灌漑用水沿いで、大宮大神からさほど離れていない。これだけ大きな寺社が軒並みにあるということは、この地域が豊かな穀倉地帯である証しだろう。
このお寺の山門の前にあるケヤキの古木は一見に値する。主幹はとうに失われ、中心部も空洞になっているのだが、わずかに残った周囲の維管束から水分を取って若葉が芽吹いていた。
後編は照明院以外はすべて偶然見つけた寺社であった。この稲敷というところは、なかなか見どころが多い。今年はしばらく稲敷で時間がつぶせそうである。 最後に、帰りにみた一番地震被害の目立った道路。霞ヶ浦の堰堤道路から国道51号へ抜ける盛り土の道路である。
本日はこれまで。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||