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| 佐原水性植物園 2011年7月10日ご近所ブログにハスのきれいな写真が載っていた。佐原の水生植物園だという。携帯でこんなに見事なハスの写真を撮れるわけはないし、早くも梅雨の明けてしまったいまとなっては遅きに失するかもしれないが、以前から気になっていた場所なので行ってみることにした。往路は最短経路でKRT、JRとほぼ並行して走った。鰐川からさきの51号がいやだったが、ほんのわずか我慢して旧道を選べば逃げられる。潮来は前川に沿って走ったが、前川あやめ園には大勢地元の人が繰り出して、花の咲き終わったハナショウブの手入れをしていた。学校の生徒達も大勢かり出されているようだった。
あらかじめ調べておいた植物園近くのコンビニでビールとサンドを仕入れる。 地図では植物園の入口の位置が分からなかったが、コンビニの近くに大きな看板があってすぐにわかった。 佐原市立水生植物園あやめ祭のころは有料だが、いまは無料だ。門をくぐって園内に入ると遠くの丘の上に亭が見えた。時分もよいので、まず昼食にすることにして亭を目指す。この暑さで入園客もまばらで、開花後の花菖蒲の手入れをする植木屋さんの数のほうが多い。
泡とサンドとなにがしかの摘みでご機嫌になり、しばらく亭内の椅子にころがって昼寝をする。ときおり遠くを歩く足音やざわめきを聞きながら、うとうとと酔いを覚ます。 笑点の歌丸曰わく“至福の時”(もう古いか?)である。
この植物園はハスの種類が多いことが特徴だという。 日中友好のハス畑、巨椋池のハス畑、それに植物の驚異的な生命力を立証した大賀ハスの畑などがある。
ゆっくり植物を観察するにはいさかか日射しが強すぎたが、最初の印象より広く感じられる園内だった。食事した亭とは別にもう一つ同じような立地の亭があり、そこでは家族が午後の一時をのんびり過ごしていた。ほぼ一回りしたところで藤棚の下にベンチがあり、そこで一休みして帰途に就いた。 →マップ(帰途のみ 終点標高38m) 同じ道を戻るのはつまらないので潮来から国神神社の丘陵を越えて北浦大橋経由で帰ることにした。
潮来の稲荷山を左から巻いて、えんやこらと浜風を漕ぐと、わたしの好きな国神神社への道にでる。稲荷山から国神神社への道は丘陵の尾根通しで車は少なくて明るい。 八代の大椎国神神社を通るとなれば八代の大椎に挨拶せずばなるまい。 ご老体は健在?のようである。洞に耳を寄せるとエント人の呟きが聞こえそうだ。
国神神社の先でこの丘陵を下って広い田圃へ抜ける。以前、国神神社の獅子舞を見にきたとき、途中で見たかったが見つからなかった神社があるので、それを探した。 御札神社(嶋崎城本丸趾)何度か通った道だったが、今回は見つかった。路傍になぜ気付かなかったのかと思うほど立派な嶋崎城跡の石碑(地震で転倒していた。)があって、そこから少し入り込んだ小道の行き当たりにある小山が本丸跡だった。これまで通っていた道に並んで細い山道があり、そこから神社への階段が立ち上がっている。
神社には5つの古面が伝わるとあり、技法からみて室町から桃山のものという。説明にある5つの面(大ベシ、抜頭[ぬきと]、貴徳、翁、醜男[しこお])の構成は、調べてみると雅楽面の一部のようだ。翁や大ベシは能にもつうじる。見てみたいものである。それに御札神社という名前も珍しい。
山火事走り慣れた山道を漕いでいると、さっきから遠くで聞こえていた消防の半鐘がどんどん近くなる。道ばたにぽつんとある農家の庭先で大きな焚き火が燃え上がっていて、その奥の山の斜面に消防夫がよじ登って消火している。どうやら焚き火から引火したらしい。まだ鎮火していないとみえて、さらに消防車が駆けつけてくる。 規制はしていなかったが、余所者が消火作業の邪魔になってはと、ここから先へは入らなかった。
家が燃えているわけではないので、現場にあまり緊迫感はなかったが、重装備の消防士(といっても自治消防のようだった)が、この炎天下にあまり敏捷とも言えない動作で消火活動をしているのは気の毒なようであった。
真夏の山火事とは、とんだハプニングに遭遇したが、本日はこれまで。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||