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| 西蓮寺ヤマユリ 2011年7月17日この時期、行方市の西蓮寺で「山百合まつり」が開かれる。ヤマユリを見に行くのは今年で3年目。年々来訪者が多くなるようで結構だが、気になることもある。ま、とりあえず、いってみた。 →マップ(起点標高38m) 蔵川沿いの堰堤道路の砂利道を走っていると後輪からチャリチャリ異音が聞こえる。浜風を降りて確認すると、後輪の泥よけが2つに割れて、一方の端がタイヤに接触していた。もともとガタついていたのでワイヤーで補強してあったのだが、ついに破損した。
そのまま走れないこともなかったが、耳障りだし気にもなる。日陰を探して泥よけを外し、ザックにしまう。この泥よけ、本格的な泥んこコースを走るとタイヤとの間に泥が詰まってしまうので、いずれ取り外される定めにあった。ついでに、作業した場所の脇の薮にサンショが実っていたので、2枝失敬する。挿し木にするつもりだ。サンショは樅山神社で実生で頂戴したのが1本あるが雄株だった。はたしてこの雌株が育つかどうか。サンショを挿して増やすのは結構難しい。
出だしからおっとっとだが、急ぐ旅でもない。 普通、観光客は西蓮寺の駐車場に車を止めて、山百合の里まで降りてくる。こちらは、井上神社の脇から谷へ下りて、山百合の里と西蓮寺の山の間の畦道を通って直接この入口までたどり着く。車も入れなくはないが、畦道脇の駐車スペースは広くない。協賛金300円を支払って橋を渡る。
入口から上がっていってすぐのところにも亭があるが、それがコンサート会場になるらしく、係の人たちが会場の整備に余念ない。JBLのスピーカーが設置され、PAの装置からはらわたのような配線がはみ出している。マイクをセットする係の女性は通り過ぎる人たちに愛想良く笑顔を振りまいているが、こんな山の中にまでこうした装置を持ち込むことに違和感がある。
いつも遅れ気味だから今年は早めにしたが、早すぎたようだ。全体にまだ蕾のほうが多く、山全体に咲き乱れた感じにはなっていなかった。 木漏れ日が上から差し込んで、見た目にはよいのだが、写真にはとても撮りにくかった。
浜風を休憩所に置いて、西蓮寺を一周してみた。
西蓮寺の境内を歩いていると、山百合の里から大音響で演歌が流れてきた。不安は的中。盆踊りではあるまいし、ヤマユリを楽しむのに伴奏はいらない。パンフレットには、ヤマユリの花言葉は、「荘厳・威厳・純潔・飾らない愛・人生の楽しみ」とあったが? 西蓮寺から山百合の里へ戻るころには、演歌はやみ、オカリナの合奏が始まっていたのでほっとする。どうやら今年は歌謡曲の新曲発表までやるようなので、あの演歌はそのテストだったのかもしれない(PAの音質はよかったが)。
藤棚の途中から木道が分岐していたので、歩いてみた。西蓮寺の山の一画に歩道を開設するつもりらしいが、上まで登ると先は立ち消えている。
来年は土日を外して静かなヤマユリを楽しむことにするか。 本日はこれまで。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||