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| Sidewalk投稿 → 青空文庫を縦書きで読む (11/25)、初霜 (11/16)、 西蓮寺・小高のカヤ 2011年11月13日西蓮寺の大銀杏の黄葉はまだのようだ。行方市観光協会が黄葉情況をこまめにアップしてくれている。わかってはいるが様子を見てみたくなった。それだけだともの足りないので小高(おだか)のカヤ(前回)もひさびさに見てみることにした。 →マップ 11月中旬にしてはいささかぬくとい。少し走っただけで汗ばんできた。
下の写真の2人は釣り人。いつも不思議なのだが、この写真の右側には広大な北浦の湖面が広がっている。そっちにはだれもいないのに、反対側の田圃の脇の幅1mあるかないかの水路に、割り箸に毛の生えたような竿を垂らす人がたくさん居る。でかい湖にでかい竿で、ぼーんと餌を投げたほうが気持ちよくないか? 釣りをよくしらないものには不思議な光景。
下の写真。北浦に注ぐ蔵川の堰堤道路を遡行する。こぶりなセイタカアワダチソウがかわいらしい。以前は日本の風土に順化して背が小さくなったのかと思っていた。よく考えると、初夏に刈り込むから背が伸びないだけのようだ。
どこかへ行くというよりも、深まった秋の野畑の景観を楽しみながら浜風を漕ぐ。
農家の敷地の土手がカキ畑になっている。たわわなカキがきれいだったので写真を撮りに近づいた。道路とこの土手の間にあった草地を横切ろうとしたら、ズブっと足がめりこんだ。すぐ渡れるだろうともう一歩踏み込むと、さらにズブ。えい、面倒とばかりズブ、ズブ、ズブと渡って悲惨なことになってしまった。熟して落ちたカキの実があったので齧ってみた。美味。
通い慣れた裏道から西蓮寺へ。
2本の大銀杏は緑がやや精彩を失った程度。この暖かさでは黄葉は遅くなりそう。
今日は葬式で、まだ関係者しかいないようだ。
西蓮寺の大銀杏の様子を見て、もときた裏道に戻って霞ヶ浦方向へ出る。
西蓮寺の方向から小高のカヤへ向かうのは初めてだ。霞ヶ浦沿いの県道355号(旧道)を東へ向かう。この道は何度も走っている。途中の八坂神社で左折して行方丘陵へ上りなおし、小高のカヤへ至る。カヤを眺めながら昼にするつもりで、県道沿いにコンビニのあることは確認してあった。そろそろその店かという辺りで、道路脇に予告看板があったのだが、その下部の説明「この先500m」の文字が消してある。嫌な予感。案の定そのコンビニは廃店していた。この田舎ではあてがはずれるとそう簡単に別の店があるわけではない。小高のカヤにて昼場は諦めざるを得ない。 前回は大迷いしたのだが、今回は意外にすんなりとたどり着いた。カヤに着くだいぶ前から周囲に見覚えがあるので、これは最初に来たとき間違えて下った道だと気付いた。Googleの地図では小高のカヤの周囲の細い道や建物は表示されていない。都会であれば当然記載されている程度の地物だが田舎ともなると手抜きになるのだろう。
相変わらず元気そうで重畳。先の九州旅行で見た菅原道真縁りのカヤは樹齢1500年。こちらは樹齢650年。人間の命では、成りゆきを見届けられないのは残念だが、将来の姿を思いやるのは楽しくもある。
前回来たときは6月で手入れをしたばかりだたのか、今回はカヤの周囲は雑草で覆われていた。
ひとわたり見終わって、門のところでカヤを振り返っていると、通りがかりの車から「写真かね」と声がかかる。同年配のドライバーが降りてきて、嬉しそうに茨城弁でしゃべり出す。彼は午前中、カヤの奥に見える小高地区館で子供たちに卓球の指導をしていて、これから帰るところだという。こちらがカヤの周囲をうろうろしているのを見ていたのかもしれない。まだ銀塩カメラを使っているそうで、その話題がひとしきり。互いに同じ境遇、余った時間はせいぜい楽しまなくちゃねと、にこやかに語って去っていった。明るく賑やかな風が吹きすぎたような御仁だった。 今日の目的は達したし、まだ昼には少し早い。家でシャワーを浴びてからのんびり昼泡とすることにした。 本日はこれまで。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||