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| Sidewalk投稿 → サンショウの挿し木 (05/24)、 ひたち海浜公園 2012年5月20日今朝(2012/05/21)はこのあたり全天曇りで金環蝕は見られなかった。ただ、7時半頃に急に夕方のように暗くなって蝕の進行を察知できた程度だった。 ところで昨日は、国営ひたち海浜公園を訪ねてみた。このあたりで最大規模の公園で一度行ってみたかったが、浜風ではいささか遠い。何度も計画したが実現していなかった。Webで情報を調べていたら、ちょうど5月20日から森林エリアが開放されて、そこにヤマザクラの巨木林があるというので、がぜんその気になった。 →マップ(起点標高39m マーカー情報追加 05/22) さほどの風ではないが終始向かい風。いささかうんざりした。それに、なるべく国道51号を避けて走ったので、GPSナビはたよりにしたものの何度も道に迷った。 南口の自販機でシルバー200円の入場券を買って、浜風同道で入場。この公園は自転車は乗り入れられるが、一般のエリアとサイクリングコースが截然と区別されていて、自転車は一般エリアへは入れないし、歩行者がサイクリングコースを歩くこともできない。路面に書かれたガイドにしたがって、コース入口まで浜風を押して歩き、そこからやっと走りだせる。
とりあえずサイクリングコースを走っていると、小高い丘が見えてきたので浜風を駐輪場に置いて登ってみた。これが「みはらしの丘」標高58m(前半のマップで鋭いピークになっている)、ひたちなか市最高地点であった。ほかには山も高い建物もなく360度視界を遮るものはない。公園に限らずはるか遠くまで一望できる。残念ながら筑波山は雲に隠れて見えず、北方にかすかに見えるのは阿武隈山地の南端だろうか。時間的にもここが昼場となる。
みはらしの丘の南側の裾野が有名なネモフィラの丘である。ネモフィラは北米原産のハゼリソウ科の植物という。調べてみると「葉芹草」らしいが、そもそもそんな植物は知らないので見当がつかない。案内板の掲示には、いまが後半の見頃とあった。まあ、オオイヌノフグリがひとまわり大きくなったような花である。
自然の植生を刈り取って種を撒布したのだろう。好奇心に負けて見に来はしたが、どうもこういう画一的な光景は好きになれない。コスモスとかシバザクラとか、広範囲に同種の花を咲かせるのは壮観だが、のちのち生態系にどんな影響がでるか。外来生物に目くじらをたてている環境省の管轄なのにと思ったら、ここは国交省の公園だという。これだけの花を咲かせるためにどれだけの国外産種子が蒔かれたか。なんだか種苗屋と役人がぐるになって税金をばらまいているような気がするといったら、楽しみに見ているひとに嫌われるだろうなあ。
サイクリングコースへ戻り適当に浜風を漕ぐ。
途中で出会った公園の係員にヤマザクラの林の位置を訊ねてみた。そこは自転車では入れないので、駐輪場に浜風を置き、今日から開放されたという広い歩道を歩いた。
この辺りは公園内でも自然環境が一番保全されているエリアだという。たしかに周囲は濃い緑に覆われているが、そこを貫く(つまりそこにあった植生を排除してできた)アスファルト道路を歩くというのもちぐはぐな気分である。
自然林の散策路に入ったとたんに羽虫が顔の周囲を飛び回り、うっかりすると目に飛び込みそうになる。まだ道もつけられたばかりで、踏みしめられた固さはない。
ヤマザクラが高木の大半を占めわずかにコナラなどが生えている。わが家の周囲でもヤマザクラは多く残っているが、せいぜい数本寄り添っているくらいで、ここのように林を成しているところはない。あまり有利とも思えない海浜に近いところで、どうしてヤマザクラの自然林が形成されたのか知りたい気がする。
1回きたくらいでとても全容はつかめない広大な公園だった。問題はもう一度くることがあるかだが、このヤマザクラ林の花時は見てみたい気もする。 帰りは海浜口を出て、海岸道路を戻る。上下が少なくて楽ちんのはずだったが、酒列磯崎神社への急登にはしごかれた。すんでのところで浜風を降りて押すところだった。
ここはなんといっても、参道の社叢が見もの。
あとは海岸道路に沿って、ひたすら浜風を漕ぐ。阿字ヶ浦方向から那珂湊へ抜ける海岸道路はいまだに工事中で車は通れない。浜風を押したり引いたりしてなんとか通過する。
今回は浜風の北限にトライしてみた。道に迷ったせいもあるが、往復103キロ。このくらいがいまの体力では限界だろう。これ以上距離を延ばしても往復時間が長くなるだけで楽しくない。手っ取り早い移動手段が自転車というだけで、とくにサイクリングが好きなわけではない。いまでも山歩きのほうが楽しい。それにしても不思議なのは自転車の場合、これほど走っても筋肉痛が残らないことだ。山を歩き慣れていたころはなかったが、近頃は山を1日歩けば確実に腿に痛みが出る。脚がペダル漕ぎに慣れたか。ただ、終盤に首から肩にかけての筋肉がツリそうになった。重い頭を前傾の不自然な位置に終日維持して、ときに、後方確認のために大きく振り向くのは相当筋肉へ負担をかけるだろう。 もう少し、近場で楽しいとこないかね。 本日はこれまで。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||