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髭撫で祭とeTrex30 2014年1月12日

去年見た側高神社の髭撫で祭が面白かったので今年も出かけた。今回は調整した山靴の具合を見るために浜風はやめて鉄道にした。それにeTrex30のナビ機能がどんなものか試したくもあって、側高神社から香取神宮までルートを設定して歩いてみることにした。

側高神社

鹿島臨海鉄道、JR鹿島線を乗り継いで香取駅から徒歩で側高神社へ向かう。国道沿いの単純な道なのでナビは必要ないが、具合を見たいのでeTrex30に地図を表示して見ながら歩く。地図上に現在位置が矢印で表示され、歩行にともなって刻々矢印が移動する。カーナビと同じ訳だが、いままで苦労して使っていたGH-581は現在位置でのルートの方向が矢印で示されるだけで地図はないので使いやすさは比較にならない。歩道のない狭い国道を避けて利根川寄りの農道を歩いた。

側高神社は東関道のすぐ西側の山の上にあるので目標としてはわかりやすい。高速道が利根川の氾濫原から千葉の丘陵地帯へ入り込む地点を目指せばいいのだ。東関道が数百mに迫ってきたところで、農道から国道へ戻るとすぐに道路の向こう側に側高神社の背の高い看板が見える。この辺りでは国道のすぐ山側をJRが並走しているので、国道から神社へ向かう道は踏切を渡って急な坂道を上がっている。道の両側に「ひげなで祭」の赤い旗が並んでいるので迷うことはない。

近所の小学校の吹奏楽で始まる
髭撫で祭会場御神酒所
肴 小鮒に鮭賓客用の膳
当番引き継ぎを行う毘沙門天社右の三宝のコイはまだ生きていた
当番入場
拝殿で神事会場の周囲に人が集まる
神職の司会で髭撫で祭開始
引継ぎする当番側引継ぎを受ける当番側
賓客の席

香取神宮

髭撫で祭が7杯まで盛り上がったところで、こちらは切り上げて香取神宮へ。はじめてeTrex30のルートナビを使ってみる。

Garmin eTrex30

GarminにはxImageというデバイスの画面ショットをPC側へ取り込むツールがあると知ったが、我が家の環境では使えない。64ビット版Windows 8でも32ビット版Windows 7でもまともに動かなかった。しかたなく携帯のカメラで撮りにくい画面を撮った後で気づいたのだが、eTrex30はデバイス自体にxImageの機能があったのだ。「設定→ディスプレイ→スクリーンショット」をオンにすると、lightスイッチでショットをPCへ送ることができる。ただし、この設定は電源を切ると「オフ」にリセットされる。

ルートはGoogle Map Engine liteで作成してからBaseCampへ転送した。これまではGoogleマップ(あるいはGoogleマップ)で作成したKMLファイルを別ソフトでgpxに変換してからデバイスに取り込む必要があった。しかし、BaseCampを使うとKMLファイルを「マイコレクション」へドラッグ&ドロップするだけで自動的にgpxファイルに変換されてeTrex30に転送される。これまでデータの変換と転送がネックだっただけにこれにはいたく感激した。BaseCampでルートを表示しておけばGoogleで作成したルートの構成点をドラッグ&ドロップで編集することができる。Google側でも当然同様な編集はできるわけだが、Googleで作ったルート・データでBaseCampが表示するルートはすんなり使えるわけではない。双方の地図情報の違いだと思うが、同じデータでもBaseCampが表示するルートはいろいろおかしなカ所が出てくるのだ。 

BaseCampのルート編集画面

eTrex30に取り込んだルートを呼び出すとまずルート全体が表示される(次図左)。表示直後は画面下部に「出発」ボタンが表示されるので、それを押して歩き出す(自宅での再現だからタイトル部の距離や位置は意味がない)。ズームアップすると右の2つの図のような画像になる。

ルート全体ズームアップ1ズームアップ2
  • グレー    地図の道路
  • ピンク    設定したルート
  • ブルー    歩いたトラック
  • 丸印     ルート設定に使った点
  • 旗印     ウェイポイント

文字は読みにくいが画像全体の視認性は高い。携帯の液晶のように戸外ではまるで見えないのとは大違い。強い日射しのしたでもはっきり見えるのが嬉しい。通常は省エネ表示で暗くなっているが、ノブの操作で瞬時に明るくできる。リアルタイムだとブルーの三角印が現在位置に表示され、矢印の向きが進行方向を示す。

実際に歩いてみるとときどきピッとかピッピッとかアラーム音がする。あらかじめ設定した地点に近づくととピッと鳴り、分岐に来るとピッピッとなるようだ(設定で鳴りかたは変更できる)。それでも慣れないせいもあってルートをそらすことがあるが、そのときは別のアラームで知らせてくれる。ズームアップ2の下垂するブルーの線はそうしたカ所に相当する。

この機種はタッチパネルではない。地図などの操作にはディスプレイ右上のスティックを使う。最初はタッチパネルがいいかなあと思ったが(タッチ対応機種は高額)、現場で使ってみるとスティックも悪くはない。冬場などは手袋をしていることが多いから、地図のスクロール操作などはスティックのほうが操作しやすいのではないか。

要するに普通のカーナビの基本機能が使えるだけの話しなのだが、それを手に持って歩けるところがポイント。いままで使っていた地図なしの矢印ナビに比べれば格段に使いやすい。慣れれば道順を間違うことはなくなるだろうし、間違えても現在位置を画面で確認すればすぐに修正できる。まさにテクナビ、ホコ(歩行)ナビといったところか。

香取神宮初詣の列

というわけで初詣をダシにeTrex30の機能テストは成功した。やっとまともなホコナビが手に入ったことになる。

本日はこれまで。

  
   
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