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佐久ソバ刈り取り山行・湯ノ丸山

梓編年

 参加 後藤、鈴木、金谷、大森、中村、田中、橋元(別行動 田中)。

2006年10月13日 金曜日

 夜8時に南浦和に集合。ほぼ時間通り出発。 高速はすいていて順調にとばし、中込の24時間営業の西友で買い物(21:56〜)。岩村田の西友より少し遠回りになるが商品は豊富で、ここならワイン、酒を含めほとんどの買いものができる。川喜多農場到着(10:55)。川喜多さんはすでに到着していて、われわれの1時間ほど前に同じ西友で買い物をしてきたそうである。恒例によりプチ宴会。

2006年10月14日 土曜日

雲の多い晴れ。 9時過ぎに作業を開始。今日はソバ刈りである。早朝到着した田中君を含む梓と川喜多さんのほかに、常連の助っ人が朝から2人参加。

今年はソバの背丈が低く密度も少ない。前回の経験では刈り取りだけでめいっぱい一日かかるかと覚悟していたが、意外にも午前中に刈り終わってしまった。今年は播種の量が少なかったのと、新しい機械が不調でまんべんなく 種を蒔けなかったという。ただ大森氏の話では、丈は短いが実りはよいとのこと。

ゆっくりと炊き込みご飯と豚汁の昼食をとって昼寝。午後は、刈り取ったソバを結束して、数束を寄せ集めて立てる。これも順調に進み、予定した作業をすべて完了(15:32)。善さんと金谷氏は落ち穂拾いが気に入ってしまい、それからも日が暮れるまで作業を続ける。あとで話しをきくと落ち穂だけで 5、6束できたそうである。

夕食の酒の肴は、前回味をしめたコイの洗い。これが絶品。川魚の臭みがまったくない。こればかりは、南千住の尾花もかなわない。メインは後藤さんのトンカツでしめる。延々の宴会のあとで、はたして食べきれると心配したが、なんのことはない、一切れも残らなかった。

2006年10月15日 日曜日

朝方曇り、のち快晴。 今日は烏帽子岳という話しだったが、こちらはその山がどこあるのかも知らない。朝は曇ってあまりよい条件ではない。昨日まで張り切っていた登山組も今朝はさほど気が進まない様子。とりあえず朝 食を済ます。ビールもロングが3本しか残っていないので飲みすぎの心配はない。

山荘の掃除を済ませ、農場主の見送りを受けて出発(10:30?)。田中君とはここで別れる。車中、天気もだんだんよくなってきたので、とりあえずどこか へ足を延ばすことになる。大森氏から案が3つ出され、そのなかから、後藤さんの意見も参考にして、湯ノ丸山に落ち着く。千曲川近辺から見ると 、湯ノ丸山の登山口の地蔵峠は見えるが左右の山にはガスがかかっている。それにしても、全体には秋の好天で気分は明るい。

望月町から東部湯の丸IC方面を目指し、18号を経て地蔵峠へ向かう。今年の紅葉はあまりよくないという話しは、昨日の助っ人のひとりで八ヶ岳山麓の住人北川さんも話していたが、たしかに色がぱっとしない。鮮やかな赤や黄色が少なくてくすんだ茶色が多い。地蔵峠に着いた頃にはガスがあがって快晴になった(11:40)。

昨日の作業で腰痛を発した後藤さんに留守をお願いして出発。初っ端からスキー場のゲレンデの急登になるがさしたる距離ではない。ゲレンデを登り切ると緩やかな下りになって、その先が広い低木帯になっている。右手はるかに小さな丘があり、そこに休憩用のベンチなどが見える。それがツツジ平といい、どうやらこのあたりツツジ類の群生地らしい。5、6月ころの花期にはさぞかしの景観だろう。善さんもあのあたり、梓の宴会に絶好だという。

この灌木帯をすぎるとまたしばしの登りだ。花はもうほとんどないがタカネマツムシソウが咲き残っていた。大森氏がめざとく見つけたのは、もう枯れてはいるがミネウスユキソウ。それと、珍しいイワインチンがあった。紅葉した葉と 、枯れてはいるが特徴的な花頭が目に付く。イワインチンを最初に見たのは梓でいった朝日の縦走のときで、それいらい数度しか見たことがない。おもわぬ見つけものだった。

湯ノ丸山山頂着(12:33)。風はややあるが視界良好。雲は地平線のかなたにわずかにへばりつく程度。北西方面の菅平方面は白いガスにつつまれているが、南側には本来の予定だった烏帽子岳、東側には篭ノ登山から浅間山がよく見える。山頂はひろい岩畳で、少し南側へ下ったところで風を避け、一休みしておむすびとお茶にする。登山というほどでもないがまあ軽い運動として絶好の湯ノ丸山であった。 下山開始(12:48)

地蔵峠帰着(13:28)。来がけに通過した草笛というソバ屋を目指す。この店、あとで調べるとしなの鉄道のたなか駅の東、18号の常田という信号から千曲川へ下った辺りにある。 椅子席、掘りごたつのテーブル、奥は座敷と、相当に広い店である。テーブル席はいっぱいで掘りごたつの席を占めた。大森氏の心づもりでは、佐久の草笛の支店ということだったが、お目当てのコイの甘露煮がメニューにない。店員に訊いてみると、店名はおなじだが佐久の店とは関係がないという。 われらの席と通路をへだてて、ガラスで仕切られた、まるで舞台のような広いソバ打ち場があり、2人がソバを打っている。手打ちであることをショーアップしているわけだ。天ぷら、豚の角煮などをつまみに軽く一杯。あとはめいめい好みのソバを頼む。例のよって田舎のソバ屋、大森氏の経験則にたがわず、ソバは合格、つゆがいまいちであった。

高速は善さんに運転をお願いして白河夜船。気づいたときには関越道の渋滞に突っ込んでいた。それでも以前のスキー帰りの様なのろのろ運転にはならない。外環 の近くでガソリンを入れるのに多少手間取ったが無事に南浦和帰着(6:50)。今回も無事、楽しい旅を終えたのでした。


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