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アサザ基金

F氏のメールに「アサザ基金」とあり、知らなかったので調べてみた。アサザを自然回復の指標として霞ヶ浦・北浦の自然を再生しようとする運動であった。かって一度だけ見た自生状態のアサザは水元公園の近くの池でほそぼそと生き残っていた株だから本来の自生の姿を知らなかった。アサザは広い水面を埋めつくすほどの大群落を形成するという。そのころの写真がWebにあった。これを見ると、十数年前まで北浦には各所に多くの群落が形成されていたのだ。壮観である。また、そんな北浦を見たいものだ。

北浦白鳥の里 2009年2月7日

F氏からのメールに北浦の対岸に白鳥の里という白鳥の飛来地のことがあったので、今朝はそこへ浜風を飛ばした。まだ通ったことのない道を辿って北浦大橋へ出て、大橋を渡って右岸を下流へ。目的地は潮来市内にある。

安行を思い出すマンリョウ

この辺りは土地を放置しておくとシノダケに覆われてしまうようだが、めずらしくモウソウチクの林があった。

白梅イヌツゲの垣根、一部だけ丸刈りに仕立ててある
イヌツゲの垣根とタブノキの根っこ

北浦大橋を渡って河岸の舗装路をどんどん下る。きわめて単調で写真をとる気にもならない。

コクチョウ(黒鳥)アシの復元を試みている

放棄された小舟の縁にコクチョウが休んでいた。写真では首を羽根に差し入れているので、なんだか判別できないが。こちらが自転車を止めると用心して首をもたげた。黒い首と赤い嘴がはっきり見えた。危害はないとおもったのかまた元の姿に戻ったところを撮った。コクチョウを見かけたのはここだけ。水戸の千波湖には多いが、このあとの白鳥の里にもコクチョウはいなかった。白鳥を見に行って先に黒鳥に遭うのもダジャレのようでおかしい。

アシの芽ちかごろ話題の「かんぽの宿」潮来

家を出たのは8時40分ころ、大分道草をして、白鳥の里着は10時を過ぎていた。

北浦白鳥の里

地元の人が結構来ている。このあたり人に出会うのは希だから、これでも賑わいである。

オナガガモが多いホシハジロにキンクロハジロも混じる
ハクチョウコブハクチョウ

オオハクチョウとコハクチョウの違いは微妙らしい。嘴の黄色い部分が鼻にかかるのが大、かからないのが小とあった。このときは漫然と見ていたので、どっちかな。

岸辺にしゃがみ込んでしばらく見ていた。看板には、餌は、この辺りに限定して、米やパンくず以外は与えないでくれと書いてあった。餌を持参する人は多い。うっかりパンなど手に持っていると近づいてきたハクチョウにこづかれる。悲鳴をあげている女性や怯えている子どももいる。ぼくもぼんやりみとれていると、おまえは邪魔だとばかり大きなコブハクチョウにぶつかられた。

以下は、帰途。

飛来地近くで自然復元の試みをしているようだかくも単調に道は続く
ここも復元試行地

大きく入り江になっている個所で、アサザの自生地とあった。看板は保護を訴えているが、それらしき葉は見えなかった。東京近郊では、水元公園の一部に自生地があり、見に行ったことがあった。また花のころ来てみよう。

レンギョ?「北浦をきれいに」という看板が一番汚い

この辺りの在来の魚でコイ以外こんなに大きくなる魚はいないが、あきらかにコイではない。北浦には、ソウギョとレンギョがいるという。

取り残された森内部

畑の真ん中に取り残されたような森があった。今もこの辺りの土地を所有する旧家の墓所跡のようだ。説明板に弁財天の旧跡とあったが、その気配はない。

五輪塔

森の近くで、今年はじめてオオイヌノフグリ
  
   
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