OJerBlog
 
瑞雲寺・椿神社 2009年11月29日

今日は快晴だが風がやや強い。浜風は留守番にして、本当の散歩にする。たまには歩かなくっちゃ。目標は、ご近所ブログのエッセイに出ていた瑞雲寺。臨済宗の古刹でいまは無住職の寺とあるが、写真を見るとそそられるものがある。近くに椿神社があるので、そこも訪ねてみよう。直線距離で3キロ強だ。

マップ

コウテイダリアスダジイの樹皮
樹皮が滑らかな変わったイチョウカラスウリの実を多く見かけた
ベニバナボロギクゴンズイ

おおかた県道242の西側を並行して南下する。

こんな道を歩いていると突如、牛さんが 小さな牧場

途中、目を覆うばかりの住宅開発が進んでいる地域があったが、写真には撮らなかった。

最後は、周囲に人家もなくなり、道の両側の薮が竹林に変わって下り坂になる。風が吹くたびに竹の幹が打ち合ってカーン、カーンという音が響く。

ちょっと心細くなったところで、寺の一部らしい建物が見えた。

三門の名残であった。

三門三門の扁額 大鼎とある

三門脇を通って奥に進むと左手に、一見、普通の民家(庫裏)があり、そのさきに宝形造のお堂が現れた。

左手はいまは無人の庫裏その奥にお堂が
瑞雲寺 法寳堂
なるほど三門の大鼎は中興の祖

手入れが行き届いたとはいいがたいが、予想したほど荒廃はしていない。柱頭の装飾も相当手が込んでいる。

禅宗に特有の花頭窓

お堂は周囲を竹林に囲まれている。森閑としてだれもいない境内に竹の打ち合う音だけが、はっとするほど生々しい。

お堂の北側の見上げるような崖のうえに、小さな祠があった。急な階段の踏み面は足裏の半分も掛からないほど幅がない。苔生した上に枯葉が積もっているので慎重に登った。

北面の崖の上に祠が秋葉山大権現

さてそろろ、失礼しましょう。

それでは失礼

三門から先の下り坂をさらに下ると、広い谷間に出る。昔は、一面が田圃だったのだろうが、いまはごく一部だけが残っている。おそらくこのままあぜ道を進めば北浦へでる。

元の道を引き返し、途中から西へそれて、椿神社へ向かった。

手元の地図どおりの場所に鳥居があったので参道を進んだ。本殿単独の思ったより小規模な神社だった。

???神社

素通しの格子を通して中が見える。記念写真のようなものは、神社の奉賛会のそれだろうか。

 

ところが、その神社の左に小さな階段があり、それを降りると、もうひとつ並行して参道があり、より大きな神社があった。こちらが椿神社のようだ。

椿神社の鳥居椿神社
椿神社 拝殿 大棟の獅子口に“椿”とある本殿
仲良く並んだ鳥居

参道を戻る格好で表へ出ると、案内板があった。なるほど椿神社はわかるが、お隣さんは? 説明がないのでわからないが、椿神社がサルタヒコを祀っているとすれば、隣はこの地の産土神になるのか。

さて、そろそろ昼も近い。引き返すことにしよう。途中で、あった面白いお宅を2つ…………

トレーラーハウス自然埋没風

本日はこれまで。

  
   
現在の閲覧者数:
inserted by FC2 system