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身辺雑記 2010年4月25日

今月はほとんど浜風ででかけられないまま過ぎようとしている。たまたま、外出や宴会や天候不順が重なった結果だが、今日も仕事で遠出はできそうにない。このところ撮った写真で、印象に残るものをいくつか紹介する。

ど根性アスパラ
塀ぎわのど根性アスパラ 3/29こちらは畑

去年、アスパラの種を蒔いた。株(根茎)を買ってきて植えたものもあった。しかし、どちらも茎枯病で壊滅的な被害を受けた。茎枯病は、その名前のように、茎の途中に茶色の斑点ができ、それが広がると、その部分で茎が折れて、枯れてしまう。はじめ2回ほど薬を撒いたが、途中から炭素循環農法のものまねを始めたこともあって、薬は止めた。調べてみると、この病原菌は雨が媒介するようで、そのためいまではアスパラは室内の栽培が主流だという。罹病したものは病原菌が残るので畑から持ち出して焼却すべしともあった。

しかし、ハウスでなぞ作る気はない。露天で育ててだめならしかたがない。枯れたものも、そのまま畑に放置した。結果、ほとんどの株が自然の冬枯れの前に枯れてしまった。しかし、地上部は枯れても、耐病性のある個体の根が生き残るのではという、かすかな期待もあった。それを最初に示してくれたのが、写真のアスパラである。これらは、育苗ポットで育てて畑に定植するとき、余った苗を捨てるにしのびず、塀ぎわの空き地に移したものだ。畑で十分な手入れをして育てたものより、劣悪な条件に放置されたに等しい個体のほうが先に芽を出してきた。

まっとうな畑のほうでも生き延びたものはあり、大分遅れて芽が出てきた。これくらい出てくれば来年には自作のアスパラに期待がもてそうな状態になっている。

細々ながら ど根性 4/25こちら畑 ニンニクと混植
自家育成キアゲハ

…かどうかは知らない。ニンジンの葉に、まだ成虫になったばかりと思わせる新鮮な色彩のキアゲハが止まっていた。たぶん、まだ飛べないのだろう。携帯のカメラでこれだけ近づけた。キアゲハが止まっているのはニンジンだが、去年は、パセリの何株かをキアゲハ君用に提供した。その成果がでたのか、つまり、自家育成ではないかと…………

キアゲハ 4/1
庭の花

園芸用の植物にはあまり興味はないので、花は少ないなかから2種。

ヒアシンス 4/1

このヒアシンスは先住者が植えたのであろう、北側の日陰という悪条件ながらきれいな花を着ける。

オキナグサ 4/3

オキナグサは去年近くのHCで見かけて買った。商品だから栽培品だが野草といっていいだろう。無事に育ってくれたようである。種も採取して蒔いてみたが、発芽したと喜んだものは、どうやらゲンノショウコだったようだ。今年も播種に再挑戦。

 
サクラ開花

去年、山仲間が引っ越し後はじめて訪ねてくれたときに、記念にサクラを植えた。

4/144/16

去年は結局花は着けなかったが、今年は4輪咲いた。たった4輪しかないので、開花宣言と満開宣言が同時である。

この辺の花見

引っ越して最初の花見時はものたりない感じがした。都会に比べるとこの辺りはサクラが少ない。テレビで花見の光景が盛んに放送されるころにも、周囲にそれらしい場所といえばわずかに中学の校庭くらいしかない。考えてみると花見のサクラはほとんどソメイヨシノで、公園とか並木とか土手といった人工的な環境に人が植えたものだ。校庭や駅もそう。この辺にはその種の群生するサクラが少ない。

でも今年になって、この辺りの花見の方法がわかった。この辺りでは、ソメイヨシノの花見時に遅れて、常緑の黒々とした森林がわずかながら華やぐ。自然林に点在するヤマザクラが咲きだすのだ。ソメイヨシノとちがって、色にも葉にも変化が大きく、咲く時期も幅がある。シートを広げて宴会とはいかないが、浜風を流しながら、こうした風景を楽しむのが、ご当地の花見だと気づいた。

鹿島大野駅前の空き地のヤマザクラ 4/19

ここなら枯草にシートを敷いて、宴会も…………

さまざまな彩で咲くヤマザクラいつもは単調な常緑林が華やぐ
  
   
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