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| 鹿島灘海岸 2009年8月23日昨日のひどい蒸し暑さから一転、少し秋めいてきたので海岸を見てみたくなった。“性、もとより丘山を愛す”のせいか、どうも海岸に足が向かない。スカシユリが7月1日だから、もう2カ月になんなんとす。いかん、いかん。
上も下もタカサゴユリ。花弁に赤い筋の入るものとないものがある。環境への対応能力が高いのか、周囲に背の高い植物が茂ると負けじと丈を伸ばして4m近くなることがある。
コナラの樹液に群がる虫たち。常連のカブトムシ、クワガタムシの姿が見えないのは昼間のせいか。スズメバチが怖いのであまり近寄れなかった。子供の頃、多摩川の河川敷の雑木林へカブトムシを捕りに行ったときの光景が彷彿とする。観察していると、やはりススメバチが最強のようで、アブやチョウが近づくと頭を振って追い払っていた。
以上は丘陵部。以下は、丘陵部と海岸の間の低地にある田んぼの周囲。
これから海辺へ。時節柄あまり花は咲いていない。花を付けている群落は、次のネコノシタくらいだった。
ハマヒルガオはもう夏の葉を枯らせて、来年に備えて小さな葉を着けている。
この間の台風で浜には大量の塵が打ち寄せられていた。月に一回、ボランティアで海浜の清掃があるが、それではとても追いつきそうにない。
ハマナス南限地より大分南だがハマナスは自生している。たまたま、この写真を撮っているときに、地元の同年配のひとに声を掛けられた。堤防のすぐ脇の家の漁師さんらしい。話によると、この辺りのハマナスはもちろん以前から自生していたのだが、大分前の台風で海水がここまで打ち寄せ、全滅しそうになったそうだ。ほかから移植を試みたが根付かず、結局、実生で復元するのに10年を要したとのこと。
ハマナスの群落の中にセンニンソウもあった。見沼のフェンスに大きな茂みがあったが、こんな浜辺にも入り込んでいる。
漁師さんは問わず語りに、鹿嶋コンビナートができる前、このあたりが遠浅の海岸だったころの浜辺のこと、昔の魚が溢れていたころの漁のこと、いまどきの魚群探知機を使った漁のことなど、いろいろうかがった。それはまたおいおい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||