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西蓮寺やまゆり祭 2015年7月21日

西蓮寺のやまゆり祭にはもう6年も通って、そろそろ卒業かと思っていたのだが、ローカル・ニュースの中継で放送されたのを見て、またぞろ出かける気になった。昨日、浜風のタイヤ・チューブを交換したこともあり、その試乗もかねている。

マップ

猛暑の予報だが早朝は霧が出て太陽の直射を遮ってくれた。

ノウゼンカズラネムノキ

途中、行方の馴染みの農家で有機栽培のネギを頼んでおき、帰りに受け取る手はずとする。早めに出たのでやまゆり祭はまだ開場前で人影がない。

まだ誰も居ない入口の電気柵を降ろす係の人

入れるのかと思って入口までいってみると、去年まではなかった電気柵が通路を塞いでいた。イノシシ仲間のツイッターで、あそこには旨いユリ根があると広まったのだろうか。しばらくすると、くる途中の畦道で浜風で追い抜いた軽トラがやってきて、降り立った係の人が入口の電気柵を降ろした。開場は9時だそうだ。やがて、接待係の女性たちも三々五々姿を見せる。料金300円を支払って会場へ一番乗りする。

最初の数年は来るたびに会場の設備や接待所の様子などに変化があったが、ちかごろは開発も一段落したようで、電気柵を除いて、昨年と目だった違いはない。予想通りもうヤマユリの花盛りは過ぎていた。恐らく今年は海の日の連休初日くらいが一番見頃だったろう。梅雨寒でこらえていた蕾が一斉に開花したに違いない。

誰も居ない山道
コンサート会場

写真ではなるべく見頃な花を撮っているが、全体の雰囲気はすでに山を越えている。ヤマユリ独特のくどいまでの芳香もあまり感じられない。

この山にも当然、ヤマユリは自生していたはずだが、現在生えているほとんどは移植だろう。ヤマユリ以外に、この時期だとチダケサシ、ヒヨドリバナ、オカトラノオなどが見られるが、写真に撮れるようなものは見当たらなかった。チダケサシには遅く、オカトラノオには少し早いか。

一巡し、接待所で麦茶と蒸かしたジャガイモをいただく。ピンポン球より少し大きいくらいの新ジャガで、有り体に言えばこの辺りのジャガイモ畑では収穫後にどこにでもころがっている規格外品である。しかし、今年のはホクホクとして旨かった。気候の違いか畑の違いか?

一服してから西蓮寺の境内へ向かう。

藤棚の木道
藤棚ごしのノカンゾウ・ヤブカンゾウの群落だいぶ貫禄がでた藤棚

袖切り坂はいつものじめじめした感じがなく、足下もぽくぽくと乾燥していた。梅雨が明けたばかりでまだ水分はたっぷりのはずだが?

行き 袖切り坂を上る帰り 袖切り坂途中の蚊遣り

夏のヤマユリや秋のヒガンバナも悪くはないが、どれもいわば観光振興の人為的なにおいを拭いきれない。しかし、ここの大銀杏は人間の忖度など超越して、この境内の千年余の年月を見守ってきた。また初冬に訪れることになろう。

大銀杏1号大銀杏2号

ちょうど幼稚園のバスが到着し、幼稚園児らがやまゆり祭に向かうため整列しているところだった。

以前、イチョウの黄葉どきに、落葉と遊ぶ園児らに出遭ったことを思い出す。若い頃は「子供」というのが苦手で敬遠していたのだが、アラセブともなって、こういう情景に出遭うと、おもわず頬が緩んでしまう。これが歳というものかと、実感する。にわかストーカーとなって、しばし子らのあとを追った。

会場へ向かう園児ら

最後に開店準備の始まったばかりの参道の売店と仁王門を見て、帰途についた。

仁王門
藤棚の脇のノカンゾウ・ヤブカンゾウの群落
ジュース用のトマト

帰りはすでに朝霧は消え、真夏の太陽に曝される。途中、農家でザックに目一杯のネギを押し込んだので背中はずっしり重い。往きと帰りは大違いである。

ジャガイモの畑 干してあるのか?
まだタバコを栽培している

昨日、交換したタイヤ・チューブは問題なく、浜風は快調に走ってくれた。昼時の泡の美味かったことはいうまでもない。

本日はこれまで。

  
   
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